全力で戦え。相手が自分より愚かであることを期待するな。

人生を諦め、最後の思い出に、熱帯を訪れた「俺」。
ロクに言葉も通じぬ異国の無人島で、化け物に襲われるが……?

どうせ死ぬつもりの命、自分だけなら仕方ない。
しかし、化け物に囚われている少女。
――大の大人が、子供を見捨てて逝けるか。
おっさんの反撃が始まります。

敵の襲撃にはインターバルがあり。
その間、作戦を練り、無人島にある物で武器を準備し。
真水も確保しないといけないし、戦う体力のためには食糧も必要です。
『六人の赤ずきん』もそうでしたが、敵の知能が高いのが怖い。
特に緑目。まさに“怪神”。
物事は何一つ、想定通りに運ばない。
連載の途中からリアルタイムで読んでいましたが、
「助かったか?」「いや、ダメか!?」
と期待が乱高下して、続きが待ち遠しい毎日でした。

ああ、怖かった。面白かった。
二話目まで読んだらやめられなくなります。お勧めです。

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