第2話──って来ると本当に連載みたいだよね。

 さて、2話目らしい。


 が、実はさして書くことが無い。気がしている。何故かというと、昨日書いたことでフラストレーションみたいなものは少しなりと晴れたからだ。我ながらお手軽なものである。

 昨日を書き始めるまでの悶々とした鬱屈のようなものはなんだったのかと思うくらいだ。あんなにも書きたい書きたいという衝動が強かったというのに。


 とはいえ、昨日書いた1つだけで終わりというのも面白くない。面白くないのは自分だけだろうが、面白くないのはつまらない。折角なら少しくらいつまるものにしよう。……うん、この言葉遊びは陳腐だった。ひねりが足りない。


 それはともかくとして、自分は本当は二次創作が書きたかったりする。かった、というよりは書きたい、がよりただしいだろうか。何故ならこの一次創作を書いているいまも書きたいものが年単位であるのだから。ああ書きたい書きたい。あれも書きたいしこれも書きたい。

 ならそれをとっとと書けばいいのでは、と普通なら思うだろう。自分でもそう思う。でも思うだけなのは、ひとえに『書けない』からだ。

 具体的な理由なら細々と色々と羅列できるだろう。けれど言い訳に過ぎないそれらを排除して集約させる──とどのつまり一言にすると、こうなる。何かを創作しているひとならきっと、なんとなくでもふんわりとでも、この感覚を理解してくれるのではないだろうか。どんなに書きたくとも、書けないときは書けないのだと。


 けれどいま、このエッセイともつかない何かを書いているのは、その二次創作が『書けない』からが故の逃避などではない。とも、記しておこう。ベタな誤解は良くないものだ。

 いまはこれを『書きたい』から『書いて』いて、実際『書ける』から『書いている』だけなのだ。

『書』がゲシュタルト崩壊しそうだが、その実とても単純である。単純で分かりやすいのはとても良いことだと自分は常々思っている。


 さて、明日は何を書こう。

 少しはエッセイらしくなるように、自分のことでも書けたら良いのだけれど、『自分のこととは?』という迷宮に陥りかねないので絶対に深くは考えないでいたいと思う。

 一応これでも精一杯、自分のことを書いているつもりだったりするのだ。

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