魔甲騎兵マギアエクウェス -蒼狼之騎士の漂泊譚-

嵐山之鬼子(KCA)

00.序章

 ──幾千万の人が死に、数多の戦場が血に塗れた。

 

 アトラス大陸を二分する勢力である神聖ウルク帝国と大バラン連邦。

 すでに誰も明確には覚えていない理由で両陣営のあいだで戦端が開かれ、100年近くにも及ぶ戦乱が大陸を席巻する。

 当初は魔法技術──魔術に勝るウルク帝国が比較的優勢に戦いを進めていたが、戦端が開かれて10年余りが過ぎた頃、バラン連邦で開発された“あるもの”のおかげで、連邦側は五分以上に押し込むことに成功する。

 もっとも戦時の常で、その“あるもの”は、すぐに帝国側に鹵獲・解析・複製され、程なく戦況は泥沼での殴り合い状態に回帰していくのだが……。

 いや、むしろその“あるもの”のおかげで戦線が拡大し、大陸全土に死と破壊が撒き散らかされるようになったと言っても過言ではないだろう。


 ──“死神”が、その巨躯に見合わぬ軽やかな動きで戦場を駆ける。


 「魔甲騎兵マギアエクウェス」──鎧武者に似た姿形と人の倍程の背丈を持ち、搭乗手のりて生命力いのちを吸い上げ、魔力に換えて己を強化し戦う、戦争が産んだ血華あだばな

 本来ウルクでは、魔甲騎兵は貴族や騎士階級にしか搭乗を許されなかったが、大戦末期ともなるとそんな綺麗事ことも言ってられず、適性があると判断された平民階層が戦時任官で「最下級騎士デスペル」としての階級を与えられ、質の悪い魔甲騎兵かんおけに放り込まれて、二重の意味で己の命を掛金チップにした絶望的な賭場せんじょうに駆り出されていくことになる。

 名目上とはいえ、まがりなりにも騎士階級の端くれでありながらも、その損耗率は下手したら通常の歩兵や工兵などよりもむしろ高く、貴族・騎士はおろか平民階層からも「デスペル」をもじって「デスペラント(絶望野郎)」と呼ばれることになる。


 しばしの停戦期とそれに数倍する交戦期間を繰り返しつつ、ふたつの国は何十回となくぶつかり合い……膨大な物資と人命を浪費した挙句、結局は国力の著しい低下に音を上げた両陣営指導層のあいだで期限を区切らない休戦協定が結ばれ、“百年大戦ゲール・ケントリア”は唐突に終焉を迎えることになる。


 おそらくは「平和」と呼んで然るべき状態が訪れたはずなのに、町や村は荒れ、畑には耕し手がなく、大陸全土は未だ重苦しい戦禍の影響から逃れられずにいた。

 故国に帰還した兵士、特に魔甲騎兵乗りは、戦場で身に着けた“戦う/殺す”ための技術を持て余しながら、日々の糧を得るのにも苦労する有様だ。


 この私──エドバーグ・ヴォルフも、そんなデスペラントのひとりだった。


 * * * 


 「エド、そろそろ時間だよ! スタンバって!!」

 殺風景な控室のドアを開けて飛び込んで来たその女性の甲高い声に急かされ、ベンチに横になっていた私は、上半身を起こした。

 「もうそんな時間ですか──わかりました」

 目をつぶりリラックスしていただけで、眠っていたわけではないので、意識を覚醒させたり体をほぐしたりする必要はない。


 「賭率オッズはどうなりましたか?」

 外していた革手袋グラブを再度嵌めながら、長靴ブーツ騎乗服スーツの紐が緩んでいないかを目視で点検する。

 無論、多少緩んでいたって操縦にさしたる支障は無いのだが、コレは“彼”から叩き込まれた搭乗前の癖のようなものだ。


 「うーん、意外と低くないよ──キュフッ、「百騎不当」の知名度補正めいせいも、西部くんだりまで来ると、あんまり利かないみたいだね!」

 「別に構いませんよ。その方が賭率が下がって儲かりますし、人気が欲しくて騎闘士トループスをやってるわけではありませんから」

 此方をからかうような彼女の言葉にも頓着せず、巨鬼蜻蛉ギガントリベレの眼から作られた防塵眼鏡ゴーグルと一体化した騎闘用兜ヘルメットかぶる。


 視界が幾許か狭まることから防塵眼鏡を嫌う魔甲騎兵乗りもいるが、その仕様上、細かい魔導部品パーツが多数取り付けられた魔甲騎兵の内部は、戦闘中の衝撃でその部品が外れてしまうことも(特に整備が万全でない民間用だと)往々にしてあり得る。

 その際、単に床に落ちるだけならいいが、衝撃の伝わり方次第ではその部品が顔面、特に目の方に向かって飛んで来た場合、騎兵の操縦に集中していると避けられないことも決して少なくないのだ。

 部品が当たっても必ずしも失明に繋がるわけではないが、それでも短期的には視覚情報は防塵眼鏡の比でなく低下するし、何より戦闘中に意識をそちらに割かれることはよほど格下相手でもない限り、致命的な隙を作ることになる。

 無論、同様のことは騎乗服や手袋・長靴などにも言える。正直、窮屈だし夏場など蒸し暑いというレベルでない不快感を伴うのも確かだが、戦闘の成否にも関わる以上、騎乗時の防具を疎かにすることは避けるべきだ。


 ──軍にいた頃の“彼”にそんな風に諭されて以来、私は極力その意見に従うようにしている。

 “彼”は上官であると同時に、私達に魔甲騎兵を扱うための様々な知識や技術を叩き込んでくれた教官ししょうでもあった。あの過酷という言葉も生温い煉獄のような戦場で、私達の小隊の隊員が(ふたりの不運な脱落者を除いて)全員生き延びられたのは、“彼”の的確な指導と指揮があったからに他ならない。


 「ちょっとエド、どうかしたの!?」

 過去への回想に気を取られて動きが止まったせいか、彼女が声のトーンを下げて此方の様子を窺っている。

 「何でもありません。少し考え事していただけです」

 軽く首を左右に振り、郷愁を追い出すと、私はベンチの脇に待機状態で置かれた自らの愛騎である青く塗ったベイオウルフに乗り込んだ。

 騎乗服の両肩に設けられた接続孔ソケットに、騎体から延びた2本の魔力導線ケーブルを挿し込み、主駆動炉メインドライブを起動する。

 搭乗席の前方斜め下に備え付けられた騎体状態確認盤サブモニターの右隅に嵌め込まれた無色透明のクリスタルに橙がかった光が灯り、その光が徐々に明るくなるにつれ、身体から“何か”(まぁ、ありていに言うと魔力なのだが)が抜けていくような感覚が私を襲う。

 「ふぅ……何十遍経験しても、この感覚は慣れないな」

 全身に広がる軽い脱力感に、思わずそう呟いてしまう。

 もっとも、これでも私は多少なりとも魔力を持っているから、まだマシな方なのだ。


 魔甲騎兵は、その名の通り搭乗手の魔力を動力として駆動する“鋼鉄の騎兵(これは比喩表現で、別に鉄だけで出来ているわけではない)”だ。ごく一部の劣化複製品デッドコピーを除けば非常に高価で、乗りこなすのにも整備にも専門技術を要するが、反面、標準的な搭乗手と騎体が1組揃えば、並の騎士10数人分の戦果を挙げられると言われている。主要な武装は、騎士や兵士の手持ち武器を大型化スケールアップしたものだが、中には騎体そのものに銃砲や暗器の類いを仕込む例もある。

 身長は騎種により多少の差はあるがおおよそ3プロト強──成人男性の2倍近い高さになる。形状的には、パッと見は“昔ながらの重装甲鎧ヘビーメイルを着込んだ騎士”のようにも見えるが、じっくり観察すれば胴体部の比率が人に比してかなり大きく、逆に足が短めかつずんぐりと太いことがわかるだろう。これはもちろん胴体部に人が乗る搭乗槽ポッドがあるからだ。

 頭部にあたる部位はやや小さく、通常は視聴覚を収集する感覚器センサーが設置されるのが普通だ。これについては、搭乗手が魔甲騎兵を動かす際に、自分の身体との感覚の差異を極力小さくするためだと言われている──誰だって“胸に目が、脇腹に耳が付いた状態”で体を動かしたとしたら違和感を覚えずにはいられないだろう。


 ところで、一般的に普通の生物は、体型が同等なら体躯が大きくなるにつれて鈍重になる傾向がある。単純計算すると、体格が2倍になれば体重は8倍になるのだからこれはある意味仕方のない話だろう。

 しかしながら、魔甲騎兵に関してはこの法則は当てはまらない。人の倍の背丈を持ち、その構成素材も装甲部の金属を始め遥かに人より重い物で出来ているにも関わらず、魔甲騎兵は一流の戦士と遜色ない……どころか、高性能な騎体ならそれを上回る速度で動くことができる。

 これは、搭乗手から引き出した魔力を主たる動力源に動くが故の特性だ。わかりやすく言うなら、同じ大きさの風車・水車であっても、吹き付ける風や水流をより激しくすれば回転数を飛躍的に上げられる……とでも譬えられるだろうか。

 もっとも、当然のことながら、魔甲騎兵が激しく動けば動くほどその魔力を供給する側の負担も大きくなる。魔力持ちは往々にして保有魔力を無意識に自分の身体を動かす際の補助として活用している。それ故に、同等の体格の者より身体能力面で優れていることが多いのだが、反面、保有魔力が枯渇すれば著しい脱力感に襲われ、普段のコンディションを維持するのが難しくなる。

 言うまでもなく、魔甲騎兵が“喰う”魔力は身体強化の比ではなく、単に歩かせるくらいならともかく、全力での機動は職業魔術士プロ・マギウス並の魔力を持っていても10分から15分が限度だと言われているくらいだ。


 そして──実のところ、魔甲騎兵は魔力をほとんど持たない一般人でも動かすことは可能だ。魔甲騎兵には、主駆動炉のほかに、本来は別の目的で開発されたが転用された技術の成果として補助駆動炉アナザードライブが備え付けられている。

 この補助駆動炉が吸い上げるのは、“魔力”ではなく人間なら誰もが持つ“生命力”だ。より正確には、吸い上げた生命力を魔力に変換し、それを主駆動炉に供給することで動力としているのだ。

 効率は──正直よろしくない。同じ騎体に同程度の技量の者が乗ったとしても、魔術士として中の下程度の魔力保持者と魔力量がほぼゼロの者が対峙すれば、十中八九中は前者が勝つ。それくらいの差がある。

 さらに言えば、生命力を“吸われる”というのは生死に直結するほどのダメージと苦痛を搭乗者にもたらす。魔力を持たずに魔甲騎兵に乗るというのは、文字通り“命を削る”覚悟が必要となる。

 だが、十にひとつふたつの勝算・戦力比であっても必要な場面というのは、確かに戦場に存在する。百年大戦末期には、私のような魔力持ち以外にも、そのタフネスや戦闘技量を見込まれた兵士が最下級騎士に任じられ、血反吐を吐きながら魔甲騎兵に乗って戦いに赴いた例も決して少なくはないのだ──もっとも、その多くは、わずか数回、下手すると最初の出撃で戦場の露と消えることになったのだが。


 戦後、平和(?)になったウルクでは、大量にあぶれた最下級騎士、いやデスペラントの受け皿のひとつとなるべく、見世物ショーとしての“騎闘士興行コロセオ”が始められた。軍から放り出された魔甲騎兵乗りの少なからぬ数が騎闘士となり、時には命の損失も含めた危険スリリングな“騎闘バトル”を日夜繰り広げているのだ。

 騎闘士興行が始まって未だ3年足らずだが、それなりの規模の町ではこの商売ビジネスはある程度根付き、一般市民からも充分な認知を得ている。

 戦前(というか戦時中も)、競馬や競艇などの賭けレースや、剣闘・拳闘などの賭け試合は存在したが、100年もの戦争状態に慣らされ、生死に関する感覚がいささか鈍磨してしまった民衆は、より刺激的な(あるいは血生臭い)ショーを求めるようになり、その結果、騎闘士興行が成立することとなったと言えるだろう。業の深い話だ。


 「まぁ、その騎闘士として糧を得ている私が、偉そうな事を言えた義理でもないのでしょうが」

 自嘲と苦笑が等分に入り混じった笑みを片頬に浮かべつつ、埒もない雑念を断ち切り、私は愛騎の状態確認とウォームアップに専念する。


 「あと1分で試合開始だけど、エド、大丈夫?」

 「問題ありません。ベイオウルフの状態も、一昨日念入りにメンテしたおかげか、いつに無く上々ですしね」

 頭部の視覚センサーが捉えた彼女の顔からは僅かに心配げな表情が見てとれたが、その懸念を一蹴して、闘技場リングへと繋がる大型扉の方へとベイオウルフを移動させる。

 分厚い鉄扉の前まで来た時、ちょうどタイミングよく進軍喇叭の音が鳴り、ゆっくりと扉が開き始めた。


 照明はあったが薄暗かった控室と対照的な、目を灼くような強い陽の光に一瞬眩惑されるが、騎体に備わった調節機能のおかげで、扉を出る時には問題なく視界を確保できている。

 私は油断なく身構え(無論、騎体の動きとしての話だ)ながら、闘技場の中央、対戦相手が待つ場所へとベイオウルフを歩み寄らせた。


 今日の対戦相手はこの町の無差別式アンリミテッドのチャンピオンだ。

 騎闘士興行は、その戦歴によって新米ルーキー半人前ハーフプア一人前フルフレッジ強者ベテランの4階級に分かれている。

 さらに試合形式は、格闘武器のみを使用する“ブロウバトル”と、弩銃や魔砲の使用が前提の“ガンファイト”に分かれており、どちらも「殺傷力の低い(ただし絶対安全とは言えない)」模擬戦用武器を使用するのだが、強者級にのみ、あらゆる(実戦と同等の)武器の使用が解禁される“無差別式”が存在するのだ。

 戦場よりはいくらかマシとは言え、この無差別式での騎闘士の死亡率は決して低くない。当然、この無差別式で生き残り、さらに勝ち上がるというのは並ならぬ技量を有していることを意味する。


 だが、私はチャンピオン──グスタフに用があった。

 どうしても知らなければいけないある情報をこの男が握っていると聞いて、最新の魔動列車でも丸2日かかる場所から、わざわざこのグフの町にやって来たのだ。

 グスタフに会うと、その情報を渡してほしければ自分と戦えと言われ、興行士との報奨金ファイトマネーの交渉もそこそこに、早々にグスタフとの試合を組んだ──という次第だ。

 グスタフからは、私が勝てば無料で、引き分けかそれに近い結果なら相応の金銭を対価に、必要としている情報を渡すと言質はとってある。

 無論、負ければ情報は手に入らない。


 ある意味、厄介な戦いとも言えた。

 私は(戦闘後に情報を聞くためにも)相手を万が一にも殺すわけにはいかないし、しゃべれないほどの重傷を負わせることもできない。当然、操縦槽を完全破壊するような戦い方はNGとなる。

 つまり、無差別式という限りなく実戦に近い形式にもかかわらず、最初から取れる戦術戦法がある程度制限されるのだ。

 それをも計算に入れてグスタフが戦いを望んだのだとしたら、なかなかの策士だと言える。花形騎闘士としておそらく「百騎不当」を破ったという実績と名声が欲しいのだろう。

 魔甲騎兵の手足を2、3本もぎ取るか、はたまた持久戦に持ち込んで、相手の魔力&生命力切れを狙うか──誰でも思いつく勝ち方は、そんなところか。

 顔合わせした時の印象ではグスタフの魔力量は私よりはやや少ないように見受けられたが、まがりなりにもひとつの町で頂点に立つほどの腕前だ。持久戦に持ち込んでも、のらりくらりと躱され、決着がつかないという可能性もある。また、それで引き分けてもグスタフは私を認めてくれないだろう。


「まぁ……それでも、やりようはありますか」

 すでに試合開始の合図であるラッパは鳴っているので、このまま仕掛けてもいいのだが、あえて此方からは手を出さずに、そのままおよそ5プロトほどの距離を隔てて真正面から対峙する。


 「おぅ、来たな、“百騎不当”。そいつが噂の蒼狼騎ペイルライダーかい?」

 魔甲騎兵頭部に組み込まれた拡声器から、グスタフの声が聞こえる。

 「“此の世の終わりに現れる死神(ペイルライダー)”に例えられるというのは光栄ですが、いささか過分な気もしますね。たいした改造や調整チューニングを施したわけでもありませんし」

 これはブラフではなく事実だ。

 私が半壊した“彼”の愛騎を受け継いで以来、当初は元の状態までレストアするだけで精一杯だったし、それが終わっても大幅な改修は加えていない。

 金銭的な問題もないワケではないが、それ以上に、ある理由から“この状態のベイオウルフ”で戦うことにこだわりがあったからだ。

 「ふん。それじゃあ、魔甲騎兵100体と戦って負け知らずなのは、お前さん自身の実力ってワケか──おもしれぇ!」

 視界投影盤メインモニター越しにでも、相手の闘志が殺気に近いレベルにまで膨れ上がったことがハッキリわかる。

 反射的に後ずさろうとする本能を押さえ付けてその場に留まり、私は騎体に槍と楯を構えさせた。


 しかし、グスタフはそのまま切りかかって来ることはなく、その乗騎リュンクスに手にした両手剣を正眼に構えさせて、大声で宣言した。

 「我はグフの闘技場・強者級7代目チャンピオン、“疾風”のグスタフ! “百騎不当”の伝説を破らせてもらおう!!」


 真っ当な騎士とは到底言えない最下級騎士デスペルの身でありながら、あたかも(それこそ大戦前ですら絶滅危惧種となっていた)合戦時の騎士の口上のような外連けれんたっぷりの名乗りを上げるグスタフの姿に、我知らず心が昂揚する。


 (そうだ、かつての私は、このような堂々たる一騎打ちに憧れて、騎士を目指したのではなかったか)

 このひと時だけは、復讐も悔恨も憎悪も心の奥に仕舞い込み、私もまた(うろ覚えながら)お伽噺の騎士のような答礼の姿勢をベイオウルフにとらせた。

 「“蒼狼騎”エドバーグ、その挑戦、受けて立ちましょう!」

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