深層の屍の先に見える闇と光

ラストの怒涛の展開までに積み上げられた序盤の流れが今となっては懐かしい。
至る所から血の臭いが漂ってくるので読み手を選ぶかもしれないけれど、逆にサイコホラー好きな方は必見です。
謎解きの伏線も嫌味がなく、すっと腹落ちします。
ただ、人がいっぱい死にます。これでもかというくらい死にます。とりあえず5000人からスタート、という感じで死にまくります。それも惨殺。読んだら夜寝られなくなるとかはないけれど、主人公も善とか悪とかあまり気にしない方なのでズバズバプシューっていきます。ハイスピードマーダーです。おまけにヒロインもチートで脳のネジが飛んでるという……

読後感は、そうですね、まだ少し血の臭いがするかな(笑)。

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