第30話 俺の地元で大暴れ? (13)

(本文)


 だからね、その台詞は俺自身、言葉にするのを止めたのだ。


 余りさぁ、冗談ばかり言ってると、またまたね、俺達夫婦の目の前で、銃を構えながらだけど。俺の奥様にしている悪戯を鼻の下伸ばしながら、堪能している警察、機動隊の奴らが、またまたね、火山噴火したように憤怒しだすと面倒だから。ちゃんと自分なりに考えた台詞を言う事にするね。


「我に集え──! この世に未練のある魂達よ──! 我、闇の王なり──! 我、汝らの、生へのこだわりを再度叶える──! だから我の為に盾や剣となって、我自身に害する者を皆駆除するのだ──!」


 俺、取り敢えずは、こんな感じで台詞を言ってみたよ。


 さてさて、何か良い者達出ればいいのにね?


 もしもね、もしも……何も出なければ、俺マジで挫けそうだよ。


 だけど、まあ、そんな場合は、うちの奥様にヨシヨシと、して貰うから良いのだ。


 するとね、俺達夫婦。「「……ん? おっ?」」と、声を漏らしたよ!


 それに先程まで、妖艶な振る舞いをしながら、喜悦の声を漏らしていたフレイヤ自身も。声を出のを止めて、俺の召喚を注目していたのだ。


「何か出たね、フレイヤ?」


「……そうですね、何か出ましたね、貴方……?」


「うん」


 とにかくさぁ、俺の初めての召喚だよ。


 先程フレイヤが言っていたけど、俺はヴァン族で彼女の夫の産まれ代わりだと言っていたけど。

 まあ、あれだよね、半信半疑の俺でも、こんな召喚魔法を使用出来たら、思わず奥様が言っていた昔話の童話や神話のような話でも。思わずさぁ、信用してしまったね。


 だって俺の目の前に映る光景は、思わず感動物だよ。


 本当に沸きに沸いたから、俺達の直属の部下が。まあ、容姿の方はね、骨骨したスケルトン達だけど……。


 でもね片手に剣と円形した盾とを持っているのだ。

 だからいつでも、俺達の代わりに戦える容姿ではあるみたい。


 と、なると……こちらもそろそろ、反撃だね──!


「よーし!我の代わりに敵を皆殺しにしろー!」


 俺新しく出来た頼もしい? 部下達に。初めての命令を下したんだ。



 ◇◇◇◇◇

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