第10話 再婚するための自己紹介? (4)

(本文)

 だからさぁ、奥さまの名前聞いたことが、あるような? ないような?

 曖昧な記憶なのよ。俺はね……


 それにさぁ、なにか前にね。スマートフォンのアプリゲームか、アニメだったかな……?


 何かでさぁ、名前をね。見たことも、ある気もするんだけどね?

 それもさぁ、いまいち記憶がね曖昧で、余り覚えていない、俺なんだよ……


 だからね、どんな女神さまだっけ~?

 と、真剣に思案する俺だよ。

 ……でもね、中々思い出さない俺なのよ?

 その後は沈黙したよ。腕も組み「う~ん?う~ん?」と、色々と考えもしたよ。

 で、でも思い出せないでいるよ。俺は……


 だから困ったぁ~?

 と、思いながら奥さま見つめた──

 するとね、奥さま。俺のそんな気持ちなどは、お構いなしね。見上げているよ下から──その上さぁ、ドヤ顔だよ、ドヤ顔……俺に対してね……


 その後は『ふん!』と、鼻息立ててね。どうだ!どうだ!と、たゆんたゆんのオッパイを突き出して威嚇してくるよ。俺にね──

 それにさぁ、奥さま。俺にね神様だぞ!有名人だぞ!

 とでも、言いたい素振りな感じな訳なんだよ。

 ……で、でもさぁ、そんなドヤ顔をされても。俺奥さまの事が、全然分からないのにね……


「……そうですよ。貴方の可愛いい妻は、どの世界を見比べても。世で一番美しい女性なのですよ。だから嫌がるのではなくて、もっと光栄に思い、優しく労い。わたくしを可愛がってくださいませ。本当に……」


 奥さま甘え声でね。述べてきたよ。俺にね──

 その後は言い終えるとね、奥さま。またまたさぁ、猫のように身体を擦り付け、しなだれ甘えてきたよ。

 奥さま自身を可愛がってくれと、言わんばかりにね……


 でも俺、そんな奥さまの様子を見てね。本当に奥さま、怖いくらい甘え上手だと思うし、関心もしたよ。


 それにさぁ、奥さま。大変に男性にも慣れていらっしゃる。とも思ったよ……


 それでね、そんな奥さまの様子を見てた、俺……またまた彼女に疑問が出来てしまったね?

 だってさぁ、もう少し、しおらしくしていればいいのにね……


 なんか男慣れしている、女の見本みたいな感じに見えるのよ。うちの奥さま……


 だからね、本当ならば、奥さまに使用などは、したくは無い言葉を使用してしまったし。思ってしまったよ。

 ……もしかして、うちの奥さまは、ビッチ?もしくはセフレ?

 なのかも知れない……?


 それにさぁ、もうそう疑問に思うと、俺は駄目だね。我慢などで出来ないかも知れないよ……


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