Just Call My Name



命ばっかり削られて

何も降ってきやしない

それでもどうにか絞り出す

自分のためでも誰かのためでもいい

どうにかこうにか絞り出して

なんでもいいから配達されれば

何かの間違いでうっかり君の涙腺を刺激することも

あるかもしれないよ

その可能性が

失われていないことだけが救い

Just Call My Name

Just Call My Heart

Just Call My Poem

Just Call My Feeling

命ばっかり削られて

何も降ってきやしないけど

どんなうっかりがあるかわからないなら

言葉を、心を、気持ちを、僕を、積み上げるだけ

完成しては崩れ去り

爆撃されて

時には自分で壊すこともある

それでも積み上げることをやめない

蝸角でさえずるキリギリス

うっかりがあるんなら

量子力学的な見地から誰にも予知などできないなら

Just Call My Name

Just Call My Heart

Just Call My Poem

Just Call My Feeling

言葉を、心を、気持ちを、僕を、積み上げるだけ

蝸角でさえずるキリギリス

そして僕はまた

君の名を呼ぼう


願いが歩いて行きます

サーカスの行進さながらに

きらびやかな輝きには、嘘があふれています

けれど、その色彩はいつだって真実であるのです

僕らが愚かな人間であるゆえに虚飾であり

けれど愚かな僕らが願うからこそ真理なのです

願いとは無力であることを認めることと同義なので

幾千、幾億の名前が呼ばれます

多くは届くことのない名前が

Just Call My Name

Just Call My Heart

Just Call My Poem

Just Call My Feeling

それでも

呼んでもらえませんか?

ただ浮き世をさすらうだけのサーカスに託す

どこに行き着くのかわからない

得体のしれない鼓動でも

それでも

呼んでもらえませんか?

Just Call My Shooting Star

一瞬の輝きだとして

それを刹那の慰めにしてはもらえませんか?

それを繋げて一秒を生き延びて

奇怪に組み合わせて夜を越えて

どうにかこうにか騙し騙しやってくために

そんな不毛な生を築き上げて

たった一瞬、本当の意味で僕らが手を繋ぐ時まで

永遠に来ないかもしれないその時を

どうにかこうにか騙し騙し待ち続けるために

願い続けるために

それを生きることだと呼びたいから

Just Call My Daybreak

僕はひたすらに応えよう

I'm Ever Calling Your Name

I'm Ever Calling Your Heart

I'm Ever Calling Your Poem

I'm Ever Calling Your Feeling

言葉を、心を、気持ちを、僕を、

罪さえも、憤りさえも、過ちも、傷であっても、積み上げるだけ

蝸角でさえずるキリギリス

何度でも僕は

君の名を呼ぼう

I'm Ever Calling Your Shooting Star

I'm Ever Calling Your Love

ひたすらに君を呼び続け

積み上げた願いの全てが

君の全てと重なる時を

僕は待っている

永遠に叶わないことだとしても

それを生きることだと呼びたいから


命ばっかり削られて

何も降ってきやしない

それでも僕は呼び続けよう


僕の気持ちの全ては僕の言葉のために

僕の言葉の全ては君の願いのために

もし君の願いの全てが

僕の気持ちのためであるのなら




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