第7話

溶岩を避けながら洞窟を歩いて行く。

変わり映えしない道はやっぱり暇だなぁと思って気を抜いた瞬間、背中に衝撃が走った。

いや、痛みとかは感じないんだけどなんかわかるんだよね。


あ、溶岩に突っ込む…


《マスター!》


ぼちゃん、じゅわぁぁぁ


やばい、溶けてる溶けてる

まずは立ち上がらないと…

って腕もうないじゃん、えーっとどうしよう

しかも僕を倒したやつなんか上に乗ってきたし… あとで絶対殴ろう


《マスター、魔法でこのマグマを冷やしましょう!》


おお、良いなそれ

冷えて固まれ!


バゴォオオオオン


あっやべ、なんか爆発した。

おい、バカスキル今の状況を説明してくれ


《はい!今マイマスターがグツグツの溶岩を凍らせて一気に冷やしたので、水蒸気爆発を起こしたのです。凄いですね〜、マイマスターの脳内にある知識でどうしても気になったので見れて嬉しいです。》


おい… まあ良いか他に良い案があったわけでもないしな


《因みに溶岩は溶けてるとは言え溶岩も岩石ですから操れますよ?》


って言うかまだ一回も錬金術とか鉱物操作とか使ってないなぁ


《でしたら丁度良いと思います。今両手両足無いので先ずは作ってみたらいかがですか?》


まじか…

まあ良いか、よし!


どうやって使うんだ?


《念じれば使えますよ。想像してください》


そうか、鉱物操作 おお、手が生えてきた…

ついでに体全体を作り直してっと

これ便利だな… もっと早く教えてくれよ…


《…すいません、普通鉱物操作は「なんか岩がくっつくなぁ」ぐらいしか出来ないので…》


おい…じゃあなんでこんなことが出来るんだ?


《恐らくマイマスターの妄…ごほん、想像力と魔力の質が関係しているのではないかと思います。》


…まあ良いかそのお陰で今は楽出来るんだからな


ちょっと遊んでみるか…


よし、ここをこうしてっと

これで俺も超合金の仲間入りだ!


…自分の姿見れないから意味ないな…


まあ良いか、取り敢えず人型のうごきやすい感じでっと、見えないけど動ければ良いや




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