第3話

うーん、とりあえず寝るか?


(ルワ:先に安全を確保することを推奨します。

あと、ゴーレムに睡眠は必要ありません!

もうこの遺跡から出るまで睡眠禁止です!)


えぇーそんな…


(ルワ:…こほん。まずは他のモンスターを倒し、lvをあげて強くなることを推奨します。)


わかったよ


歩き続けて10分10メートルくらい先になんか燃えてるネズミを見つけた。


何だあれ?


(ルワ:あれは火鼠ファイヤーラッドですね。動きは速いですが、マスターなら燃えませんので安心して倒してください。)


確かに燃えそうにないな


幸いまだネズミはこっちに気づいてないようだ。


ごんっ


あっ…壁に腕ぶつけた


「チュッ!」


気付かれたみたいだ。こっちに向かってきた。


「チュゥッ!」


なんか体当たりされたが、こいつ頭悪いのか?


とりあえず潰すか…


(ルワ:鬼畜ですね…)


なんか言ったか?


えいっ


遅っ!

いや予想してたよりも全然遅いなこれ

当たらなすぎてこいつもう歩き出したよ…


あっ逃げた…


(ルワ:…そりゃあ防御全振りの壁ですからね…)


これ無理くないか?


(ルワ:時間はありますから色々と試したらどうでしょうか?)


早くも寝たいなあ


---------------------------------------------------



それから大体三日間歩き続けた

時には壁に擬態し、時には坂を転がったが

一回も当たらず…


(ルワ:あっそういえばゴーレムは魔法を使えするんですよ?)


おい…

あっそういえば、ステータスにもあったような…


…ステータス


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:ゴーレム希少種

名前:無し

レベル:1

性別:不明

年齢:16

称号:神を使役する者

祝福:万能神の加護、時守の神の守護


体力:23905 知識:578

耐久:306 知恵:382

筋力:159 精神:843

生命:154 魔力:457

器用:7 幸運:555

俊敏:6 視力:230

反射:8


特殊技能:固有技能『ゴーレム』

特殊技能『鉄壁』

特殊技能『魔導技使い』

特異技能『怠惰の王』

特殊技能『魔鋼使い』

1-特殊技能『魔力探知』new


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おっあった

それに『魔力探知』も増えてるな。

ん?1って何だろう?


(ルワ:それは第1位階特殊技能という意味ですね。特殊技能は生まれもってくるもの以外を階級分けされているのです。第1位階は最低級となります…)


その後もルワの説明が続いた。


要約するとこうゆうことか…


第1位階 誰でも使える

第2位階 ある程度の適性が必要 (10人に9人)

第3位階 適性が必要(10人に6人)

第4位階 高い適性が必要(100人に5人)

第5位階 最高峰の適性が必要(1000000に1人)

第6位階 人種で使えるのは一握り

第7位階 魔王の筆頭眷属と大賢者

第8位階 魔王

第9〜12位階 神の領域


うーんやっぱ魔王とかいるのかぁ


(ルワ:いますねぇ…いまは20人程ですが。)


多いな!よくこの世界滅んでないな!


(ルワ:まあ、人種の方が圧倒的に多いですし

戦いは技能のみではありませんから。

ちなみにマスターをこちらの世界に転生させた魔法は第10位階になりますね。)


まじか、あのおじいちゃん本当に神なんだな

まあとりあえず魔法使ってみるか、あれ?どうやって使うんだ?


(ルワ:まずは火の玉を想像してください。そして心の中で唱えるのです火球ファイヤーボールとそうすれば火の球が飛んできます。他には水球ウォーターボール土球グラウンドボール雷球サンダーボールなど属性に応じたものがあります。属性は…)


またしてもルワ先生の説明が始まった

これを要約すると…


魔力を利用して色々な超常現象を引き起こすのが魔法らしい。

だから、想像してそれを実現させるのに必要な魔力や精神力があれば発動するらしい。

それをこの世界の生物は詠唱によりイメージを作ったり、魔法陣を描いたりしてるらしい。


うーんイメージかぁ、歩くの疲れるし浮くか…


ふわっ


おお、浮いた 便利だこれ


(ルワ:いきなり浮遊魔法を無詠唱とは流石マスター。魔力はlvup以外にも魔法を使えば使うほど強くなりますので常時つけることを推奨します。)


そうなのか…

おっと、ゴブリンだ


ゴブリンのほかにも、三日間で様々なモンスターを見つけた。大蜘蛛デスパイダー新緑の鹿グリーンディアーだどっちも大したことはんかった。大きい蜘蛛と緑の鹿だ。ただ全部速いのだ(僕にとっては…)


よし魔法を使ってみるか…



火の玉をイメージして飛ばしてみた


ゴブリンは燃えて灰と化した…


(ルワ:なんて威力の火球ファイヤーボールをゴブリンに…)


オーバーキルだったようだ

ん?なんか落ちてるな、綺麗な石か?


(ルワ:それは魔石ですね、モンスターの核となるものですね。人間はそれを魔道具にしたりしますが、モンスターの場合は取り込むことによってlvとは別に能力値が大きさによって上がります。)


そうなんだぁ、取り込んどくか…


ゴブリンの魔石を取り込みしばらく移動するとまたゴブリンがいた。


いろんな魔法を使いながら倒してたが火の玉以外は全部魔石を取り出すのが面倒だった…


そうして彷徨っていると大きな扉があった。


(ルワ:これはフロアボスの部屋ですね。別に倒さなくとも10の区切りの階以外は下の階には行けますが、レベルが上がるかもしれません戦うことを推奨します。)


じゃあちょっと戦ってみるか…


近寄っていくと勝手にドアが開いた。


中には魔法使いっぽいゴブリンが三体、剣士っぽいゴブリンが二体いた。


なんか叫びながら言ってるが無視して攻撃。


火の玉を人数分撃って終わった。


lv上がってるのかな?

ステータス


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:ゴーレム希少種

名前:無し

レベル:10(MAX)

性別:不明

年齢:16

称号:神を使役する者

祝福:万能神の加護、時守の神の守護

体力:24008(103up) 知識:600(22up)

耐久:350(44up) 知恵:410(28up)

筋力:170(11up) 精神:850(7up)

生命:170(16up) 魔力:500(47up)

器用:9(2up) 幸運:555

俊敏:11(5up) 視力:240(10up)

反射:10(2up)

特殊技能:固有技能『ゴーレム』

特殊技能『鉄壁』

特殊技能『魔導技使い』

特異技能『怠惰の王』

特殊技能『魔鋼使い』

1-特殊技能『魔力探知』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんか上がってるな…


(ルワ:反応薄いですね… lvがMAXなので進化が出来ます。選択肢としてはこんな感じですね。)

ゴーレム希少種➡︎ハイゴーレム(普通種) or ガーディアン(希少種)


ハイゴーレム➡︎ゴーレムナイトor ゴーレムキャスター➡︎ キングゴーレム

ガーディアン➡︎シェラ・ハメフォラシュ➡︎ エリア・バールシェル



まあ、ガーディアンの方がいいかな?


(ルワ:適当ですね… では進化を始めます。)


その瞬間僕は気を失った。

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