第20話「あんかけチャーハン?」

「き、きさま俺に何をしたのか覚えてないのか。」

 カン太郎(モヒカン2号は)ずいぶん俺に激高しているようだ。


「そんなこと言われてもわからん。」

 困った僕はいまだに丸出しのサヤカの方をみる。結構時間は立っているだろうに、なぜいまだもって、丸出しのままなのだろう、早く何かはいて欲しいのだが。

 サヤカは一度ため息をついて仕方なさそうにいう。


「暴走したあなたはね、ありあまる性欲をどこかにぶつけようとしたの。」

 な、なんだと。というか、俺は暴走したのか?


「そのとき、おもむろにモヒカン二号のケツを揉み出したのよ!何度も何度も何度も!」

 なぜ、男のケツ?そういや、男尻拳って技を使った気はするが、関係ないからな!


「それは、ヒドい光景!みていられなかったわ!それは、一時間もの長い間続き、あれだけ堅そうだったモヒカンの尻がみるみるうちに、餅のようにほぐされていったの。」

 いや、なんだよ。その状況、よかった記憶が無くて、あったら発狂しそうだよ(´`:)


 そういや、あれだけあった性欲がいまではすっかり無くなっている。

 いっそ、僧にでもなって山にでもこもりたいようなそんな気分。

 もしかすると、私は悟りを開いたのかも知れぬ。


「もう、すっかり私の尻はふにゃふにゃになってしまったじゃない。」

 そこで何故かおかま口調になったモヒカン二号こと、かん太郎が口を挟んできた。

 なぜか、頬を赤らめさせている。


「ま、記憶がないこととはいえ、すまない。」

 俺は形ばかりの謝罪をした。

 すると、二号は腰をくねらせながら言った。


「まさか、責任はとってくれるんでしょうね?」


 な、なんだと!

 モヒカン二号はあらぬ提案をしてきた。

 責任をとるとは一体?


 なんとなく、選択をミスると物語が終わるきがする。

 さあ、どうする?


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