【用語について】

 ・彩街あやまち……琥珀が迷い込んだ歓楽街。江戸時代を思わせる世界が特徴で、建物は全て木造建築となっている。それぞれ赤色や橙色などの派手な色合いをしていることが多い。この街の住人は色を操る能力を持っている。また、一人一色しか色を持てず、乳児の頃に付けられた名前の色がそのまま髪と目の色に反映される。そのため、生まれたばかりの子供は髪も目の色も白い。

 街自体が五つの区画に別れており、店などが並ぶ歓楽街(街の中心地)の一画いちかくを囲むように、二画にかく三画さんかく四画よんかく五画ごかくが存在する。


 ・色彩分与しきさいぶんよ……街の住人が自分と違う色を分けて貰う時に行う方法の呼び名。

 街の住人はみな半紙を持ち歩いており、気に入った色があれば、その半紙に手をかざして色を分けて貰うことが出来る。

 分けて貰った色は部屋の雰囲気を変えたい時や、別の色の和服が欲しい時に使う。ヒトによって使い方は異なる。


 ・ヒトまたはニンゲン……彩街に住む住人の呼び方。琥珀たちが住む世界の人々と分けるために使用。街の住人の特徴は、耳の形がエルフのように尖っており、真ん中に切れ目が入った桜の花びらのような形をしていることと、歯に髪や目の色と同じ色の刻印が刻まれていることの二つである。


 ・街長まちおさ……彩街の長の呼び名。街の責任者の役割を持つ。


 ・区画長くかくちょう……彩街に存在する各区画の長の呼び名。一画いちかくから五画ごかくに一人ずつ存在する。その区画で起きた出来事などを街長に報告する義務がある。

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