黒猫屋的日常別館

@kuronekoya

第1話 【紙の本】平浦ファミリズム

初っ端からKADOKAWAじゃないレーベルの本の話ですみません^^;


平浦ファミリズム (ガガガ文庫)

https://bookmeter.com/books/11990288


7月に出たのを買ったまま積読になってたのをようやく読みました

もっと早く読めばよかった

面白かったです


主人公は、なんか他人との接触を避けてと言うか距離を置きたがる人で、家族はみんな何かしら問題を抱えてて

でも物語が進むに連れて、関わり合いになっていく人が増えていって、家族それぞれの何かもだんだん明らかになっていって……


リンク先の感想書いてる人の多くが「最後の事件がなぁ」と言っているように、いろいろ関わってきたのが、最後に大きな事件でガッと! ね


そこにカタルシスを私は感じましたけど、「そんな大きな事件まで起こさなくても」という見方もあるわけで

私は話を盛り上げるためにコレはアリだな、って思いました


でもって、主人公の日常から始まり、出会いがあり、最後に大きな事件が起きてカタルシスって三幕構成13フェイズ的だな、と


そう思ってみると、これって拙作『僕とキミの13フェイズ』の上位互換だ

問題を抱えた孤独な主人公、新しい出会い、助けてくれる大人の存在、いろいろあって、最後に事件があって、ハッピーエンド


ひきこもりとか、トランスジェンダーとか、社会問題へのコミットの仕方とか、登場人物たちの内面の掘り下げとか、終盤の事件での情報戦とか、あらゆる意味で上位互換

そりゃ、ガガガ大賞だから当たり前っちゃ当たり前なんですけど



で、ふと思い出してみるとガガガ文庫で私が好きなのって

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』

『弱キャラ友崎くん Lv.1 』

につづいて、これ

なんか、もしかしてコミュ障が友だちを増やしていく話が好き?


強引に関連付けるなら、『人類は衰退しました』の主人公「わたし」もコミュ障だけどだんだん悪友YとかエージェントKとか友だち増えていきますしね、あと助手さんとか



とりあえず、今年下半期に読んだ本暫定2位です

1位はプルーフで読ませてもらったこれから出る本『百貨の魔法』(村山早紀)

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