天津飯!おお、全ての道は天津飯に通ず

新垣賢人は夢の中で魔王となって、女勇者と終わらない戦いを繰り広げられていた。この女勇者あまりにもワンパターンすぎて楽勝すぎる。
賢人は内心飽き飽きしていたが、これは全部夢の話。
起きれば憧れのクラスメイト姫宮さんに会うために、うきうきとして学校へ。
しかし、姫宮さんには秘密があった。それにはなぜか夢の女勇者と関係があるらしいのだが――。


ええと、読んでいただければわかるのですが、本作はお腹が空く小説です。特に天津飯を食べたくなります。
だって女主人公の動機やら、姫宮さんやら、賢人やら、全部天津飯に通じているのですから。全ての道は天津飯に通ず!(上手いこと言ったな俺)
つまりこれを読めば今日の夕食は天津飯で決まり!ってな具合で。
夕食のメニューに悩む奥様方、これを読んで夕飯は天津飯にしましょう。もしくは旦那を説得して中華料理屋へGO!

(真面目な話、天津飯を通じた青春小説です。天津飯ジャンキーの姫宮さんのために頑張る賢人君、カッコいいですよ。おすすめです)

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