異世界で冒険の果てに。〜ハーレムは当たり前!果てに至るは天帝〜

白銀刃刀

異世界に落ちる

第1話襲撃


此処は、日本なのか又別の世界か室町時代に似た世界の時代の事だった。




俺は捨て子だったらしい。そう聞いている。


刀鍛冶師兼剣士をやっている。


半人前の鍛冶師で貧しいながらも楽しいの毎日を送っている。






 久二郎の村は刀鍛冶師が主な仕事であり直接戦さには関係ない、けど久二郎の居る村は武器を作り国に献上したり昔からの付き合いで密売してる為、作る刀が素晴らしく色々な組織や同職人やら敵国に狙われてるらしい。


今日も本業の鍛冶してると、


「おい久二郎、その刀の出来いいやないか!」


師匠の源六が珍しく刀を褒めてきた。


殆ど褒めることの無い源六に嬉しく思った。


源六は刀鍛冶師の皆と些細な事で直ぐに喧嘩したり、気にくわないと直ぐキレたりと忙しい人だけど鍛冶の腕前は凄かった。


「そうですか。師匠!俺も今回の刀は、中々良い出来だと思いますだけど…銘がきまらないんです」


「銘は大事だぞ!刀に魂を宿す大事な儀式みたいなもんだからな!」


そう師匠は銘には煩く、変な銘を付けた暁にはボコボコにされてしまうのである。


「はい!分かってます!」


そんな時であった。


「おい!源六!何か嫌な気配が村の外から感じるぞ!」


師匠の同じの同格の鍛冶師で壮吉が来た。


因みにかなりの剣術の腕前で俺の剣の師匠。


 源六よりは落ち着いてはいるが結構戦闘狂なのだ。稽古はいつも木刀でいつも半殺し間近でかなり厳しいし、たまになんか楽しそ〜に、厳しい稽古をつけてくれるのだが違う意味でかなり怖い。


「お前が感じるなら敵襲か、少数?大勢か?んー暗殺部隊のどこかの忍者か?」


「人数は分からんし、まだ遠いから全く分からんな。どうする源六?」


「儂達が武術や剣術や暗器の使い手で強者だとは、其処らの国や鍛冶関係各所に知れ取るし儂達を殺せる強者がいるかもしれんな。」


 そう師匠も武術はかなりの使い手で俺の武術の師匠なのだ。師匠には仕事中も武術の稽古で事あることにいつもかボコボコされている。(泣)



 初代様が鍛冶を始めたのは自分たちや家族、恋人、仲間達や村を守る為に鍛冶師になって武器を作り戦う為だ。だから剣術や武術や戦闘に関して初代様から俺達鍛冶師や村人男衆は長年色々と切磋琢磨して戦闘技術を磨いて村を守る為村だ。一応は隠れ住んでいるのだけど大名とか剣士や兵法者たちには、ばれてはいる。たまに国や領主に勧誘されるけど全て蹴っているらしい。


 因みに源六が村長と村の人々は言っている。けど村長の役職は無い。皆、平等な立場がいいと源六は言って決まらなかったが、村の皆は源六が村長だと思っている。源六は初代様の子孫であってみんな源六が相応しいと思っている。


「久にい!大丈夫かなぁ?」



 こいつは、台所で夕餉の準備していた弟分のあきらという。こいつは孤児で戦さで死にかけた所を助けたら懐かれてしまって、最初女々しくて女かと思ったし、かなりの泣き虫で刀鍛冶師では無い。装飾品やら櫛を鉄や銅などので作っている。なかなかのセンスで結構催促の注文が入り、売りにいく人が困っている。


あきらはかなりの細かい人間ですごく手間暇かけて作業するのが得意だそうた。


俺は見た事が無いけどな。



「師匠達や強者揃いがそろってるんだ!油断はできないがびくびくするな男だろ?」


「だってぇ〜グスン」


「泣くな!ち○こ斬るぞ」


「久にい…信じていいの?」


ち○この事は触れないらしい。


「そんな事言うと師匠達に怒られるぞ!」


「わかった もう泣かない」


やっぱり師匠は怖いらしい。

 ほんと泣き虫で世話のかかる奴で、こいつは14歳になったがまだ子供で、世間ではもう大人の仲間入りに近い年齢らしいのに女みたいで不安だ。

 俺は鍛冶と稽古しか、してこなかったから世間一般常識は皆無である。因みに俺は15歳だ。


「おい!久二郎!戦闘準備しておけ!何が起きるか分らんそれとあきら!おめえは俺のそばにいろ!」


「嫌!久にいと一緒にいるぅ!」


「たわけか!久二郎は大分強くなったけどまだまだだ!」


「どんな相手かも分らんしお前を守りきれる事出来るか分らんし、逆に足で纏になるかもしれん!お前のせいで久二郎が死ぬかもしれのだそ!いいのか?」


「でもぉグスン…久にい絶対死なないでね!」


「お前残して死ねるか!大丈夫だ!師匠!よろしくお願いします!」


「任しておけ!行くぞあきら!壮吉達と儂の兄弟(兄弟の様に育った仲間)でふた手に分け女、子供達を壮吉の班で隠れ家まで連れて行け!儂達は討って出る!あきらは儂の兄弟と年寄りを連れて隠れ家に行って世話をしながら行け!」


「わかりました〜グスン」


まだ泣いているあきらであった


俺は今日作った今1番の刀を腰に差し壮吉さんの所に向かった


村の中は人が集まっていた。


行動が早いなぁ


「壮吉さん俺は気配とか感じないけど本当に敵いるですか?」


「あぁ。殺気が離れた所から感じる、昔、武者修行がてら戦さ、戦さというかわからんが見た事がある。隠れてみて、敵は離れて所で隠れて、馬で突撃して大きな城みたいな屋敷が壊滅的だった。何処かの大名か領主か知らんが滅んだらしい。」


「久二郎お前は村に誰か残って居ないか見て来い!俺達は何人か分けて隠れ家に行く段取りしてから隠れ家に向かう。久二郎も確認したら追い付いて来い!」


「俺、隠れ家行った事無いけどこの人数で入れるのですか?」



「大丈夫だ!かなりの広い洞窟だ!」


あっ洞窟なんだ。なら入れるのかな。


「わかりました!村人居ないか村の中見て来ます!」



直ぐに住宅群に向かった。


(この村は村人全員家族みたいだからな。家は密集しているから探すのも楽だ。)




「誰かいますかー?緊急事態です!避難しますからいたら返事してくださーい!」


シーン


(誰も居ないかな?)


(取り敢えず家に入って確認するか。)


(どの部屋もいないな。皆避難しているな。)


(良かった!)


(誰も取り残されてなかったから壮吉さんの所に向かうかな。)


壮吉の所に行こうとした時だった。


バーン!


バッバッバーン!


「なんだ?」


「なんの音だ?」


連続して鳴り響く音、久二郎は少しパニックになってしまった


「とっ取り敢えず壮吉さん所に向かわなきゃな」


急いで壮吉の所に向かって行った。







壮吉達とは別の場所では源六の兄弟(義兄弟)達とあきらは年寄りたちと隠れ家(洞窟)に向かって行った



「皆、なるべく急げ!何があるがわからん!歩くのがきつい年寄りたちはおぶってけ!今儂らがいるのは年寄りたちおかげだ!」


源六の兄弟達は年寄りたちと隠れ家(洞窟)に向かっていた。


「おばあちゃん大丈夫だからね」


「あきらちゃんありがとおね」


あきらは年寄りたちを不安にさせないように声を掛けながら隠れ家に向かって行った





村の外で源六の討伐隊は討って出るため村から出て敵を探していた



バーン!


「なんだ?」


源六は何が起こったのかわからなかった


「何が起こっている?」




バッバッバーン!


連続して鳴り響く音そして悲鳴の声


「本当に何が起こっている?」


村人達の安否が不安によぎり嫌な汗が流れていた。

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