第2話悔し~い‼ それでも生きるんだ‼


 うーーー悔しい! 悔しすぎる。こんなの認めない。認めたくない。


 「そんなに、生きたいですか?」


 「生きたいに決まっているでしょ!! 死ぬつもりなんてこれっぽっちもなかったんだから」


 「なら、別の世界ですが、生きてみますか?」


 「生きる!! 」


 誰か解らないけど可能性があるなら生きたい。


 こんな中途半端は、嫌。


 「いいでしょう。その願い叶えてあげましょう」


 えっ!? 本当に?


 硬く瞑っていた目を開くと、どこかの宗教画のような綺麗な女の人が・・・・・・・。


 もっ・もしかして、もしかしなくても、これって最近よく読んでいた小説的展開!?


 「そうです。最近皆様が望む異世界転移です」

 「もしかして、異世界転生?!」


 あれっ? なんかちょっと違う?


 「えー、転生は、赤ちゃんからですが、転移なので、そのままの15歳でそのままの姿での移動です」


 ふぅ?


 「ちょっと待って下さい。その異世界ってどんな世界ですか?」


 「そうですね。魔法は当然の、魔物がいる世界ですね」


 「いきなりそんな世界で、私が生きれると思いますか?」


 「思いません!!」


 そこ、そんなにきっぱり言い切る? それってもう積んでるじゃないの。 あっという間に死ぬの確定じゃないのwwwwwwwwwwww。


 「そうですね。では、ギフトを差し上げましょう」


 ギフト?


 「定番の異世界言語・全魔法の才能でどうですか?」


 「えっと、鑑定とか魔物など悪意のある者が入れない結界、空間魔法、治癒魔法、それから動物とかに好かれるなんてものがあったら欲しいです」


 鑑定があれば、食べれる物が解って便利よね。それに、結界。安心して寝るためには必需品だよ。沢山の物が入れれる空間魔法で、時間が止まるのがついているとなお良いよね~。怪我とか、病気も心配だから、治療魔法も欲しい。1人は寂しいから、ペットは飼いたいな~。


 でも、こんなに要求したら、怒られるかな? 言った後だから今更だけど・・・・・・・。


 「よろしいでしょう。全て差し上げるので、頑張って長生きして下さい」


 「えっ(♡)ありがとうございます!」


 「はい、では、行ってらっしゃい」


 ぴかっ!!  まぶしいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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