蜜吸う


優しい音が天へと昇り

 僕の頭上から降り注ぐ

  ゆっくりと目を閉じて

   その甘い蜜を口にする

  魅惑の味に舌は満足し

 艶かしい唇を撫でては

狂おしくも叫んだのだ

 君は確かにここにいた

  僕はそれを覚えている

   だから安心してくれよ

    天は声に応えるように

   はらはらと涙を流した

  それだけで僕は十分だ

 想いは届いたのだから

僕の一番大切な想いは

 こうして確かに伝えた

  甘い蜜は君からの返事

   大切に大切にするから

    君もどうかお元気でね

   またいつの日か会える

  その時を心待ちにして

 僕も眠くなってきたよ

隣で眠ってもいいかな


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