ストーリーの進行と並列で言語・文法への考察という今まで聞いたこともない要素で構成された小説。ただ世界観情報が滲み出てくるのが遅く感じてしまいます。真面目にこの架空の言語に入り込んでしまって、そっち…続きを読む
なぜ異世界転生しても問題なく言葉が通じるのだろう?こういう質問には、煩雑な前提は、ジャンルが先鋭化した現状においてはいわば“ショートカット”されているのだ、と答えることになるだろう。そこにきて…続きを読む
ウェブ小説のテンプレとも言って良い異世界転生をナラティブディバイスとして使いながら、言語習得の現実的な苦労に主人公が立ち向かっていく——とだけ聞いてもこの作品の面白さはなかなかわからないだろう。…続きを読む
いやはや驚きました。これはトールキンの系譜に連なるファンタジーでもあり、SFでもあり、また正しくボーイミーツガールでもある。これらの要素をすべてちゃんぽん! なおかつ主人公が言語学の智識を活用し…続きを読む
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