只今異世界捜索中!~Capriccio Continente de Oratorio~ 第二部 ヴァイオリンの陰謀劇

ヅラじゃありません

第二部 ヴァイオリンの陰謀劇編

『ヴァイオリンの陰謀劇編』

自らの命を軽く見る者に、他人を護ることなんてできない。


だから、あなたの道化は笑えない。

だって面白くないんだもの……今すぐ辞めた方がいいわ。


女王を護りたいなら……この国を護りたいなら、堂々と『王』として護るべきです。

血が何だっていうんですか。

人の欲望をかきたてる魔力?

まずあなたがそれに『王』として打ち勝って見せないでどうするんです?


そしてあなたが伝えて下さい。あなたの後を継ぐ者に、王としての信念を。



だってそれが本当の『護る』ってことでしょう?――



『その20 堂々と『王』として』より

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る