第6話:ジュリア先生だけ……

 ボクと先生を除いて全員が引き上げていった。


 ジュリアは優しい眼差しで、

「ゴメンね…😌✨✨」とボクに謝った。

「シンジばっか注意して……」


「え、いや…、別に……」肩をすくめた。

 教師から注意されるのは慣れっこだ。


 ジュリアのすぐそばにいるだけで香水の匂いと身体から発せられるフェロモンに頭がクラクラしてきそうだ。


「他の子たちに言ったら、ヘコんじゃって、やる気をなくしちゃうから…😅💦💦💦」


「それじゃァ~、ボクなら、怒っても大丈夫なんですか…😒💦💦💦」

 少し、ムッとした。


「だから、ゴメンって言ってンじゃない」

「まぁ、別に…😔💦💦」


「シンジは誰か教えるのが上手いコーチに会えば、もっと上達すると思うの……」


「何で…、ボクの先生は、ジュリア先生だけだよ」









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