第4話 話しかける女

知り合いのTさんはバリバリの霊感おばさんだ。


ある日、厚木の横浜銀行で預金をおろし、買い物に行こうと


交差点で信号待ちをしていた。


信号が青になったので交差点を渡っていたら


前から女が歩いてきた。


交差点を渡る人は他にも大勢いたので気にも留めなかったが


すれ違いざま、その女がTさんに


「見えているんでしょ?」とささやいた。


「え?」


Tさんが振り向いたらその女の姿はどこにもなかった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る