芙蓉の庭への応援コメント
ただ生きるために生きることはできない。
心の求むるままに、魂を震わすように、足跡を刻んでいた記憶の残り香。
主人公の現在について詳細は語られていませんが、そのような愛しい欠落を抱えた生活は、きっとどこか色彩を欠いているのだろうなと想像しました。
それほどまでに記憶の中の情景は美しく色鮮やかで、それが主人公の人生から失われたことによる傷痕の大きさを物語っているようでした。最後の、閉じた瞼の裏に映った桃色が、とても象徴的ですね。
密やかに胸が苦しくなる、素敵な掌編でした。
作者からの返信
コメントありがとうございました。つたない文章から、書きたかったことを汲みとっていただけてうれしいです。
すずひめさんがくださった言葉、本当にすてきです。何度も読みかえしています。
芙蓉の庭への応援コメント
ゆっくり時間が流れているような文章に心地良さを感じます❤
ただ、1点質問があります。
どういった基準で仮名と漢字を使い分けているのですか?
常用漢字になっているかどうかじゃないみたいですし、難しい漢字ばかりをかなにしているわけでもなさそうです。
何か効果を狙っているのでしょうか?
子供向けでもなく、大人向けでもない、不思議な文章――そんな印象を受けます。
作者からの返信
応援コメントありがとうございました。
漢字の開き方のルールは、和語はひらく、漢語はとじる、としてあって、漢字はすべて音読みすればいいようになっています。例外的に、句切りがわかりにくいところと、ぎなた読みできてしまうところは、とじてあります。