第4話 始祖魔法の介入

 改めて見たステータスには


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警告、現在ステータスには始祖魔法が介入しております。現在のLvでは抵抗できません。

このステータスは見せかけのモノなので実際の数値とは異なります。このまま始祖魔法が介入した場合Lv1の状態までステータスが下がりそれまでに得た数値が始祖魔法発動者へと渡ります。早急な対応を求めます。


日高 翔  男

種族・人族•半神•魔人

Level・58425486695


HP ・ 5485585687688536555546

MP・ 552545836548587411265885


物攻・120597565528555

物防・1269455888558855

魔攻・14555558855

魔防・1556665225455

速度・1588668587415856


スキル 

 虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾虚飾


称号

 勇者 異世界人 罪人


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 なん…だ…これ?…は?始祖魔法?介入?ははっ、意味わかんねぇ…。


 そこに書かれていたのは現在始祖魔法が自分へかけられていること、このままだとLvが初期に戻ってしまうと言うことだった。が、問題はさらにしたの称号にあった罪人というものであった。Lvに関してはもともと1なので数値が奪われることなど無いが称号の罪人はやばい、パーティー会場で聞いた監獄塔、そこには称号に罪人と書かれたものは強制的に連れて行かれるそうだ。もしこの事がバレると俺も監獄塔へ連れて行かれるかもしれない、ここは嘘をつくか素直に王様やセシル王女に相談に乗って貰うべきかどちらかを選ぶしかない。


 そういえば他のクラスメイトはどうなのだろう、全員が始祖魔法の介入にあっているのだろうか。もしそうなら誰かに聞きに行った方が良いかもしれない、これが魔王軍のせいならこの魔法は危険だろう。まずは隣の部屋から確認してみるか。


コンコンッ


 「開いてます。どうぞ」


 「失礼します。あぁこの部屋は神崎さんの部屋だったんですね、俺は隣の部屋です。」


 神崎奈央さんはクラスのマドンナ的な存在の人でモデルのように身長も高くいつも髪を後ろでしばっている、勉強も運動もできる俺にとってはまさに高嶺の花と言えるような人だ。


 「そうなんですか。ところでご用件はなんですか?ただの挨拶回りだとか顔を見に来たという訳でもないでしょうとなりでバタバタと音が響いてましたよ?」


 うわー、結構響いてたんだ、壁は案外薄いみたいだな。ってそんなことを考えている場合じゃ無かった。


 「実は神崎さんのステータスを教えてもらおうと思いましてね、いいですか?」


 「それは構いませんけど、ステータスってどうやって見るんですか?」


 あぁそういえばその説明とかってされてなかったな、多分明日するんだろうけど。


 「心の中でステータスと念じてくれればめの前に半透明の板が出てきますよ。それに書かれているのが自身のステータスです。」 


 「分かりました。……………あの、すごく出鱈目な数字が並んで上の方に警告って出てるんですがこれはなんですか?」


  神崎さんも警告が出ていたって事はもしかしたらクラスの全員が受けてる可能性もあるのか、最悪なのが王様や王女、この城に居る騎士にもかけられているかもしれないって事だな次は騎士の人か王様や王女に聞きに行こう。


 「実は俺もよく分かって無いんですがもしそれが魔王軍の仕業でこの城の騎士や王様達にかけられていたらとてもまずいと言うことだけは確定しています。なので次は騎士の人や王様にも聞きに行こうと思っています。」


 「確かにこれは危険ですねではクラスの方には私が聞きに行ってきますね。」


 「はい、よろしくお願いします。それじゃあまた。」


 こうして俺は急いで騎士の人と王様を探しに城の中を走り回った。



 この城……広すぎんだろ!!!


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