分かり合えない人々

非合法的に死体を片付ける仕事をしている黒井穴太郎は、りえりーと名乗る女に2歳のわたるの遺体を埋めてほしいと依頼を受ける。
墓穴を掘る穴太郎の横で、りえりーは頼まれてもいないのに、わたるとの思い出話をしだすが、穴太郎には興味が持てない。彼にとっての世界は今掘っている穴だけなのだ。
彼らはまるで異世界の人のように意思疎通もできず、穴のように暗い世界に生きている。

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