古き良きヨーロッパの石畳が目に浮かぶ、雰囲気のある素敵な物語

羊皮紙と羽ペンと本が、古き良きヨーロッパを想像させます。
(私はイギリスを想像して拝読しておりました。)
詩人である彼女の語り口らしく、詩的な形で綴られています。

質素な詩人の彼女と、幼馴染みである華やかなピアニストの彼。
親の決めた気の進まなかったはずの婚約がきっかけで、これまで見えなかったものが見えていく。

セピア色だった街は、彼女にとって、今はどんな色彩を放っているのでしょう。



いや、しかし、作者さま高校生ですか……。
丁寧な心理描写等いろいろすごすぎる!
勉強させていただきました!