解放された魂は己の還るべき肉体へと一直線に進む。

レラは両腕を広げ、それを受け入れた。


『……』


鎧の内に溶けるように入り込み、レラの動きが止まる。


「やってくれるよねえ……思い通りにいかないってのは本当に不愉快だ……!」

「ふん、身の程を知らないからそうなるのだ」

「テメェこそ、身の程を知れよ!」


怒りと共にアイリスにニコラが、『アイオド』がレラへと飛び掛かる。これまでの遊びとは違う、本気でただ殺す為だけの戦いの始まりだった。

振り下ろされる剛腕を避ける事無くアイリスが受け止める。先ほどまでは受けきる事も出来なかった一撃を身じろぎもせずに。


「なっ……」

「人が人のままで私に歯向かおうなどと。驕るなよ人間」


戦装束を身に纏った今のアイリスにはニコラの一撃は届かない。いくら神の力を引き出した所で未だ半分は人のまま。全てを侵す対攻神話プレデター・ロアの力をその程度で押し留めていては異教の神話群には届かない。


「っ、ぐぅぅぅ!?」


万力のような力でアイリスの手がニコラの腕を締め付ける。聖剣ですら斬り裂けなかったはずの腕が軋み、悲鳴を上げる。

まさか、とニコラの表情に焦りが浮かぶ。それに付けこむようにアイリスは顔を鼻先まで近づけ、笑みを浮かべた。


「そうだ、その表情だ。それこそ私に向けるに相応しい」

「この……! 『アイオド』!」


自身の手足たる邪神を呼ぶ。目の前の邪悪を蹂躙しろ、そう命じる。


『GAAAAAAA!?』


その返答は悲鳴じみたノイズだった。レラを押し潰さんと迫った『アイオド』は無数の目の一つを抉られ、痛みにもがいている。

どうにか逃れようと触手でレラを叩きつけるが、その黒曜の鎧は動かない。ただその鎧の下で唇だけが動き出す。


「……今回は誰の為だとか考えるまでもない。僕は僕の為に、お礼させてもらう……!」


腕を引き抜き、鎧にまとわりつく触手の何本かを引き抜きながらレラ詠歌が飛び退くと『アイオド』は崩れ落ちるように地面に伏せる。

詠歌は手首を振り、付着した粘液を散らしながらアイリスの傍へと着地した。


「ようやくお目覚めか、我が勇士」


ニコラを『アイオド』の方へと投げ捨てた後、傍らに立つ詠歌を見上げる。未だ鎧に包まれていても見間違えるはずはない。自らが選んだ唯一の勇士の姿を。


「……ごめん、また迷惑をかけた」

「言いたい事は山ほどあるが、今はいい。また性懲りもなく敵を助けた事に文句も言いたいが今はいい。私に歯向かったその鎧を着こんでいる事に不服はあるが今はいい」

「つまり全然良くないって事だよね、それ」


覚悟はしてたけど、とぼやく詠歌にアイリスは聖剣を差し出す。


「抜け、詠歌。手を出すなと言っても聞かぬのなら、自分の身は自分で守れ」

「うん……そうさせてもらう」


聖剣を受け取り、今度は詠歌がその柄をアイリスに向けた。


「抜いてくれ、アイリス。まだ万全でもないのに無茶をするならせめて持っててくれ」

「ふん、乞われてしまえば仕方あるまい」


聖剣と魔槍。互いが互いを封じる鞘から解き放たれる。輝きの性質は真逆であっても、それを向ける敵は同じ。

二人の周囲に紅黒の魔力が満ち、結界内を満たしていく。


「神殺しの時だ、夜影の禍槍ヴェルエノート

「やられた分は返す、ジュワイユーズ」


その呼び声に応じ、聖剣と魔槍は輝きを放つ。羽が舞い落ちる中、二人は駆け出す。

互いに何をすべきかは知っていた。


『これでようやく剣と鎧が揃ったか』

「約束、守ってくれてありがとう」

『それを果たすのはこれからだ』


頷き、一直線に向かうのはニコラの下。それを阻もうと迫る触手は先を行くアイリスの槍の一振りで霧散していく。


『一つ、疑問がある。汝は吸血戦姫ヴァンパイア・ヴァルキュリアの真の力を知っていたのだろう。人の身には圧倒的に映るあの力を』

「それがなに?」


視線の先ではアイリスが『アイオド』の触手を槍で絡めとり、力任せにその巨体を持ち上げている。


『ならば何故あの時、我と吸血戦姫ヴァンパイア・ヴァルキュリアの間に割って入った?』

「僕が今、こうして立ち向かうのは自分の為だ。あの時だってそう。僕は自分の為だけに動いてきた」

『この街から対攻神話プレデター・ロアを取り除く為だろう? それだけならば汝が動く必要はなかった。吸血戦姫ヴァンパイア・ヴァルキュリアに任せていればここまでこじれてはいなかったはずだ』

「それは……」


あえて口にするのは躊躇われた。だが本人に届くわけもないのなら、そう思って詠歌は本心を口にする。


「僕は日常をこれ以上侵されたくないだけ。対攻神話プレデター・ロアを取り除くのもその為だ。……アイネが会長にとっての日常となったように」


共に暮らし始めて一週間。大きな事件もトラブルもない時間を過ごした。

アイリスが詠歌にとっての日常となるには十分な時間だった。

僕もそれを守ろうとしただけだと、詠歌は言ってジュワイユーズを握る力を強めた。

折れた指の痛みは無視する。生身であればまともに握れないだろうが、今はレラの助力がある。詠歌の意思に応じ、彼女は重ねる詠歌の手に力を込める。


「ちっ、ついこないだまで素人だった奴が僕に歯向かうなよお!」

「だったら最初から僕たちに関わるな! 僕だってこんな真似、何度も御免だ!」


剛腕とジュワイユーズがぶつかり合う。いつの間にか顔の半分までが『アイオド』の触手に侵食されていたニコラの表情が歪む。


「ぐっ……! なんだよその聖剣は! 熱いっ、腕が熱い……!?」


ジュワイユーズを受け止めた箇所から黒い煙が上がる。『アイオド』の邪気を払うように、ジュワイユーズが紅黒の輝きを強めていく。


「これが『ウルタールの猫』を滅ぼした力かよ! 素人の癖に意気がりやがって!」

「それは君も同じだろう……! そんな腕を振り回して偉ぶって!」

「偶然力を手にしただけのテメェとは違う!」


ニコラは剣を持つ詠歌の右腕を左膝で蹴り上げ、そのまま鎧ごと腕を叩き折ろうと挟み込むように剛腕で手刀を放つ。コンクリートを砕く程の力、直接見てはいなくとも詠歌はその危険性を察知した。

逃れるには重荷となるジュワイユーズを手放し、剛腕と膝に挟み込まれる寸前に右腕を引き抜く。その勢いで体を回すその途中で背面で再び剣を掴む。


「ッ、それもその鎧の力だろうが……!」


飛び退き、振り抜かれる剣を躱す。切っ先が掠った腹部、『アイオド』が侵食した部分が酷く痛んだ。

ニコラの言う通り、生身であれば詠歌にはこんな芸当は出来ないだろう。ジュワイユーズが与える先読みに似た感覚、それを実践する速度を与える黒曜の鎧レラの力がなければ不可能だ。


「そんな欠陥品に頼らなきゃテメェなんか僕にも吸血戦姫ヴァンパイア・ヴァルキュリアにも、バートレットにすら劣る素人だ!」

「だからどうしたッ! 僕は死ねない……! 生きなきゃならない! その為なら借り物の力でも何でも使ってやる!」


強化された脚力を存分に使い、詠歌はニコラとの距離を一気に詰める。受けに回る余裕はない、鎧越しであってもこの命のやり取りは疲弊した詠歌の神経をすり減らしていく。


「お前たちが僕の日常を呑みこむなら、それを照らして何度だって取り戻す……! その為に僕はこの剣を取った!」

「呑まれちまうようなもんなら捨てちまえばいい! この力の前じゃそんなもんに何の価値もないだろうが!」

「いいや、それは言い訳だ! 失ったものの大きさを知るのが怖くて、価値がないと思い込みたいだけだ!」


唇を噛み締め、詠歌が言い放つ。それはニコラにだけ向けられたものではないようにレラには聞こえていた。


「価値ならあるッ、絶対にあったはずなんだ! 失う事でその価値を思い知るくらいならっ、その価値を見失ってしまうぐらいなら! 価値なんてなくてもいい! 僕は今の日常を手放さない!」

「わけの分からねえ事を……!」


ジュワイユーズを受け止める腕を強引に振りぬき、詠歌と距離を取るとニコラは腕を地面に突き立てた。設置点からボコボコとコンクリートが波打ち、詠歌へと向かって行く。


「……右に二、前に四」


その呟きと共に詠歌は再びニコラとの距離を詰める。


「後ろには零……!」


背後でコンクリートが破裂し、触手が殺到する。それを振り向きながら薙ぎ払い、その勢いのまま刀身でニコラを殴りつけた。


「ぐぅ……!」

「っ……無駄かと思ってたけど案外、馬鹿に出来ないもんだね」


地面を離れた腕からは触手が伸びていた、それが詠歌の背後へと繋がっていたのだろう。焼け爛れだらんとした触手を掴み、ニコラを引き寄せる。

もう距離は取らせない。アイリスと同じく、いやそれ以上に詠歌には離れてしまえば攻撃手段はない。


「がぁ!?」


引き寄せられたニコラの腹部にジュワイユーズの柄頭がめり込む。槍を抜かれた今は何の飾り気もない柄頭だが、鈍器としては十分な強度だった。


『何か武術の心得があったのか?』


呻くニコラを見て、勝負が着いた事を悟ったレラが詠歌に尋ねた。


「いいや。少し齧っただけ。それだって今は剣の間合いを頭に叩き込むので精一杯だ」


この数日、詠歌が熊切の下で学んだのは剣道の戦術や技術などではない。一朝一夕でそれを学び取るなど詠歌には不可能だ。だからこそ自分と熊切、二人分の剣の軌跡を頭に焼き付け、目を鍛え、体で覚えた。

剣がどれだけ届くのか、どの距離でどれだけの衝撃があるのか、もしもまた戦う事になった時、自分の距離が何処にあるのかだけを考えて。

ジュワイユーズが伝える必殺の軌跡をずらし、不殺の軌跡を選び取る。詠歌に出来るのはその程度だ。


「だから偉そうな事は言いたくないけど、言わせてもらう。君の力なんて僕如きに届かない程度でしかない。そんなものに何の価値があるんだ」

『辛辣な事だ』

「子供相手にこんな事、言うわけにはいかないからね」

「なめ、やがって……!」


ジュワイユーズを持つ詠歌の右手を両手で押さえ込みながらニコラが顔を上げる。


「ははっ、剣の間合いだのなんだのと……これで御自慢の聖剣は使えねえぞ……」


柄であってもジュワイユーズの魔性を浄化する光は満ちている。生身の左手はともかく、『アイオド』に侵食された右腕は今も焼けるような痛みを伴っているはずだが、それでもニコラの腕は動かなかった。


「そうだね」


しかし詠歌に焦りはない。長らく肉体を離れていた魂が戻り、精神が高揚しているのだろう。本来、魂の命令で肉体が動く。だが離れていた間は当然、それを実行する体がなかった。行き場を失っていた心の動きが肉体を取り戻した事で暴走にも似た興奮状態にあるのだろう、とレラは冷静に分析する。


「此処はもう拳の距離だ」

「な――ぶっ!」


自由な左手、レラという鎧に包まれた左手がニコラの顔面を打ち抜く。


「僕は誰かを殺すのも殺されるのも御免だ。でもこんな状況なら傷つく事も傷つける事も迷わない」


それはアイネを相手にした時も同じだった。『ウルタールの猫』と一体化していた彼女を斬った時、彼女の肉体にどんな影響があるのかも分からなかった、それでも詠歌は迷わなかった。聖剣の力ならばアイネが死ぬ事はないと詠歌も気づかぬ内にジュワイユーズが教えていたが故にでもあるが。


「無闇に傷つけるつもりもないよ。だから……」

「待っ――」

「これで終わりだ!」


最後にニコラを襲ったのは同じくレラの鎧に包まれた頭部、騎士兜による頭突きの一撃だった。

ニコラの体が地面に沈む。意識を失うと同時に体の半分を侵食していた『アイオド』の触手は霧散していく。


『汝の魂に触れた時に感じたモノは間違いではなかったのだな』

「……ああ、そうか。君も僕の感情に触れたって言ってたね。冷静ぶってはいても、僕は短気で激情家なんだ」

『人は見かけに寄らない、というのだったか』

「昔それで痛い目を見たっていうのと、もうすぐ二十歳になろうってのにそんな性格じゃ困るから」


似た者同士というわけだ、とレラは内心でアイリスと詠歌に新たな評価を下した。




◇◆◇◆




見上げる程の巨体を相手にアイリスは溜まった鬱憤を晴らすように暴力をぶつける。

彩華の言った通り、召喚された『アイオド』は『ウルタールの猫』以上に凶悪で醜悪だった。だが日常を脅かす凶悪であっても決して強敵ではない。

本来の『アイオド』は異次元に潜み人間を襲う残忍な邪神、戦場において強敵となるのはむしろそちらの方だ。人間に召喚され、与えられる餌を貪るだけの邪神に戦場では居場所などない。


「本能のままに生きる獣が知性を宿そうなど、己の愚行を知れ」


アイリスを拘束しようと伸びた触手を夜影の禍槍ヴェルエノートによって一本だけを残して焼き尽くす。残ったそれを槍と共に掴み、逆に『アイオド』の動きを封じる。


『GAAAAAAAAAA!』


取り戻した本能と僅かに得た知性がせめぎ合い、『アイオド』は槍に立ち向かうのではなく逃走を選択し、アイリスを押し潰すのではなく引き離そうと後退する。

しかし自らに比べれば矮小なはずのアイリスから逃れる事は出来ない。無様にコンクリートを軋ませ、その場で這いずり回る事になる。


「そう怯えるな。私にも時間がなくてな、遊んでやるつもりもない」


両翼が広がり、新たに散った黒羽が空中で制止した。そしてアイリスの手の動きに合わせ、その先端が『アイオド』へと向いた。


「だがせめて最低限の苦痛は味合わせてやろう」


正面に突き出した左手首を返し、まるでカウントダウンのように一本ずつ握っていく。その全てが握られ、拳を形作った瞬間、黒羽は無数の刃として『アイオド』の複眼へと突き刺さった。


『GYAAAAAAAA!?』


果たしてその眼が人と同じような機能を持っているのかは定かではないが、苦痛を示す叫び声が響き渡る。

それを鼻で笑い、掴んだ触手ごと強引に『アイオド』を持ち上げ、放り上げる。

宙を舞うその巨体が向かうのは結界の上端、幾何学模様のカーテン。


『GOAAAAAAAAAA!』


痛みと怒りに知性を完全に捨て去り、全身から粘液を溢れさせ、無数の触手を伸ばして本能のまま敵を迎撃せんと叫ぶ。


「見苦しい事だ。貴様ら対攻神話プレデター・ロアとは皆そうなのか?」


翼を操り、その全てを躱してアイリスは空を飛ぶ。カーテン越しの月明かりを鎧に反射させ、新たな煌きとしながら。

眼下では肉体を取り戻した己の勇士の働きが見え、思わず口許が弧を描く。


「私も張り切らねばならんな!」


残り少ない魔力の事など無視し、奮える心の内から溢れ出すものを言葉に乗せ、新たな呪文として紡ぐ。


「此処に刻もう、我ら紡ぐ新たな神話、新たな神殺しを!」


天空に描かれた魔方陣が『アイオド』を拘束し、その動きを封じる。そして二者の間に道のように現れる無数の魔方陣。それは槍を導く道標。


「喜べ、貴様は我らが物語に刻まれる。貴様に頁を費やすのは勿体ないが山場は必要だ。精々その叫びで伝えろ」


バチバチと槍に収束していく魔力が音を放つ。その一撃が自身を滅ぼしうる一撃だと理解しながら、『アイオド』の体は動かない。

捕食者として生を受けた邪神が感じるもの、それが自身が好んで喰らった恐怖なのだと気付く事はない。


「我が勇士に触れた己の愚かさと私を敵に回した己の不運、醜悪なだけの邪神の行く末を! 天を穿ちて神を屠るは我が魔槍! いずれ主神へと届くその名を聞くがいい――夜影の禍槍ヴェルエノート!」


放たれた槍は『アイオド』を貫き、結界を越えて天上へと昇っていく。いずれ自らの言葉を真実とする、その決意を秘めてアイリスは槍を呼び戻す。

既に『アイオド』に背を向けたアイリスが振り返る事はなく、その手に戻った槍を振る。


『GA......AAAAA......』


それが合図であるかのように、その巨体に見合わない消え入るような声をあげ、『アイオド』が消滅した。


「ふん、まともな叫びもあげられんとはな」


槍を肩に乗せ、呆れた声を上げてアイリスは地上へと戻っていく。邪神を滅した吸血戦姫ヴァンパイア・ヴァルキュリアの凱旋……が、その途中で思い出したように口を開いた。


「うむ……限界だなっ」


結界の展開に二度の武装展開に加え、槍の補助もないままに鎧を纏い、さらに魔方陣の展開。残り少ない魔力が底を着くには十分な消費だ。

他人事のような呟きは誰の耳にも届かずにあっさりと黒羽の翼が消滅し、かつてのように無様に地上へと落下していく。


「……やれやれ、私も詰めが甘い」


などとニヒルに言いながら肩を竦めて落下するアイリスを空中で何者かが抱き留めた。確認するまでもないが、その兜に触れ、バイザーとなっている部分を上げる。


「僕が言えた事じゃないけど、もう少し後先を考えてよ……」

「くくくっ、自覚があるならもう何も言うまい」


随分と久しぶりに見た気がする勇士の顔に、綻ぶ顔を軽口で誤魔化した。


「それと捕まえた後でなんだけど、鎧じゃ落下の衝撃までは逃せないからそのつもりで」

「……地上で待っているという選択肢はなかったのか、我が勇士よ」

「……僕が決断した事には」

「文句の一つぐらい零す事もある」

『戯け者共』


ガイーンと金属が地面に着地激突する音が場違いに、結界内に盛大に響き渡った。

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