色、匂い、雰囲気などを丁寧かつ自分の世界観として引き出した作品。懐かしい子どもの記憶と大好きだった祖父を思い出しました。
2022/8/10 電子書籍発売中 「攫われ姫は、拗らせ騎士の偏愛に悩む」 2023/9/7 電子書籍配信 「バッドエンド確定なので死亡偽装&亡命したら攻略…
恋愛小説の得意な作者様が描く、心温まる物語。鍵になるのは、題名にもある「萩」である。主人公は迷い込んだ世界で、様々な人々と出会う。そこに現れる沢山のドア。主人公が辿り着いたドアの向こうには――。…続きを読む
飲むこまれるような文章です。面倒で辛気臭いのに、身が引き締まり畏敬の念を覚える時期の独特な感情が襲ってきました。ある程度年を重ねた方にとても響く作品だと思います。
懐かしくて温かい。でもどこか切なくて、苦しみや痛みもある。そんな遠い夏の記憶を、ぐいぐいと引き込む文章で綴っていきます。読みながら自分も一緒に夢で記憶を辿っていました。
夢から目を覚ました「私」と祖母をつなげるお萩。 お萩の甘さと柔らかさが、「私」にとっての「穏やかなお祖母ちゃん」なのだろうなと感じました。 読後…… 日頃は忘れている祖母への想いや、祖母…続きを読む
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