シャッター街になった南越谷/レイクの謎


越谷とは?

都内から1時間、東部伊勢崎線沿い付近なら1ッ本で上野駅へいくことができる

埼玉県の南東に属する市である。


1、レイクタウン

ベットタウンで賑わうこの街は、 年前にイオン最大(※当時)のショッピングモールセンター『レイクタウン』ができたことにより、

田舎に興味のない一般人にもこの名を轟かせた。


しかし、この場所は元々何が存在するか知っている人間は少ない。


約20年以上前、この場所には太古の遺跡群の跡地として存在した。

そこからいくつもの土器の欠片が発掘されたり、。

復元された建物を元に、この場所を歴史的な遺産としてもいた。



☆なぜ潰されたか?という謎が出てくる。

そこまで重要?でないというのがシックリ来る理由じゃないか?

でも疑うべきは、政治と金の問題が存在するかだ。



本当は秘密事項だが、元よりこの場所は人々の観光名所になるように違うテーマパークが作られる予定であったのはご存じであろうか?

それが中止になったのは、いつのことかはわからない。


私の口からはそれが誰?かとは言えないが、駅も何もない、薬浸けの青年たちがバイクに溜まるこんな土地を買う人間がいた。


ましてはレイクタウン駅の隣の南越谷にはアトレや市民会館や私立図書館と重なってあったダイエー(現在のイオン)があるというのに、すぐ隣にレイクタウンを建てるということに市議会議員を含む市役所エイゼンカが許すわけがない。

実際にダイエーは潰れてしまい、イオンと名を変えている。

越谷市民の自分としてもダイエーの大敗は当たり前だ。

若者の目線を当てずに、流行りに乗り遅れたにも関わらず、そのまま何も行動を移さなかったダイエーはこの場から姿を消していった。


私が幼い頃からこの町の大型デパートとして栄えていたこの場所はそうして形を変えたわけだが、そこが潰された根元である『イオン』と同じ名前とはなんとも皮肉な話だ。


子供のときに母親と一緒にホークスの優勝セールの買い物を行ったのを覚えている。

もう、阿波躍りのときにはこのダイエーが無いというのは心持ち寂しい気持ちだ。

しかし、デパ地下にあるクレープ屋さん「」やパフェが美味しいイタリアン料理の「るーぱん」など存在するので、私はたまにこの場所へ赴いている。

レイクタウンができて以来、3ヶ所あったゲームセンターがすべて消え、新越谷という商店街が廃退していったのは間違えない。



しかし、ひとつ勘違いしないで欲しいのはイオングループがこの場所に作ろうとしてレイクタウンができたのではなく、実は市役所含む機関が盛大にこの計画に賛成したことだ。

でなければ、レイクタウン駅なんて駅が開設されるわけがない。



冒頭でも話したが、裏があると考えても不思議なことではない。


しかし、本当にそんな在り来たりの話がこの場所にレイクタウンという巨大施設を作った理由だろうか?


ひとつ聞いた話がある。

レイクタウンとは裏を隠す仮の姿ではないのかというのだ。

ディズニーランドの深夜の姿じゃあるまいし、ましては夜中でも人通りが多いこの場所が、だ。

しかし、その地下には誰も知らない何かを隠す施設や機関がある、ノアの方舟が眠っているという話題は、越谷市民にはとても馴染みのある話題だろう。

しかし、その真実は誰も言えないのだ。



誰かがデマを流しているとしか思えないが、どこかで私も耳にした。

そして、それが有力人物だったというのは、私自身驚きを隠せなかった。


「本当はこんなものを作るんじゃなかった。」



それはレイクタウンの話題をとある居酒屋で弟と語っていた時のことだった。


あとから知ったことだが、この人は越谷市役所の『S』という人物だということがわかった。

ひとりで酒を飲んでいる中年の男性が私たちの話題に突っ掛かってきたというのは、一目で察した。

私は「もちろん『レイクタウン』のことですか?」と問いただしたが、彼は「レイクタウンのことであるが、この事ではない」と言う。

その後、頑なに彼は黙り酷っていたので、それ以上彼との話をしたわけじゃない。


店の名前も、言うわけにはいかない。

が、彼も律儀にもキープしていた酒に本名を書いてしまったため、私にこんな飯の種を与えてしまった。


なにか秘密があるのは確かだが、それ以外にもこのレイクタウンには闇があることは、知っといてもらいたい。



実際に私はこの土地は呪われていると考えている。

古くからの青陵に包まれたこの土地から、死者の聖域から穢れを甦らせたのは言うまでもない。


子供の頃、今でも不思議に思える懐疑なことだが、この土地の煙は皆、ヒトの形をしていると思うときがあった。

レイクタウンからひとつ外れた田んぼ道でのことだ。

調査へ訪れたとき、誰か年老いたおじさんに「ここは昔、火葬場があったんだ」というはなしを聞かされた。

その事実は弟が語ることと重なる……。



実際にあったか場所は調べたことがないが(※現在は把握済み)、約20年前、父親とこのレイクタウンができる前の草原にも似た空き地があったときの話をしたい。

ペットボトルロケットを飛ばすためにこの空き地へと来たときだった。


――私はこの空き地に舞い上がるヒトの形をした砂煙を何度も見掛けた。

それがなんなのか知らずに兄弟と父とでこの空き地を走り回っていた。


今となって考えると、それこそこの土地には沢山の人間が眠っていた証なのでは?と考えている。



ましては、遺跡の跡地、ヒトの集落があった場所だというのに、どのような場所であったのか知らずに観光目的で赴く人間が多い。

それはまるで、どんな神様を祀っているのかも知らずに、ただ神聖な場を求めて「神社」に詣りをする人間の心理に似ているような気がする。


別にそれが悪いことではない。


私にも言えることだし、どこで人が死んでなんて考えていたら、人はどこにいたって亡霊からの束縛に耐えながら生きなくてはならない。



とりあえず、今回はここまでにしたい。




大きく3つにまとめると、


「政治家のインサイダーによる大もうけ問題」

「地下帝国は存在するのか?」

「呪われた土地越谷レイクタウン」


そこになにが隠されえているのか、知る者は少数だろう。



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