4節

「エクソシストになるには条件があったな?アシュラ答えてみよ」

 基本を問うようなことをゼータはアシュラに問う


「18に上がるまでに神に洗礼を受けること」

 つまりは18になる前に洗脳されていなければいけないということ

 言い換えれば幼ければ幼いほど洗脳にかかっているということだ

「そうだ。だがエクソシストの家系の者は物心つく前に洗礼されているはずだ」

「エクソシストの拠点アジトをいくつか絞ってある。そこを叩けば相当な痛手のはずだ」

 赤い点がある中に一つ気になる場所があった

「ゼータ聞いてもよいか?」

「なんだ?アンジェ」 

「エクソシスト養成所にも勿論攻撃対象に入ってるんですよね?」  

「あぁ、そうだが」      

「この拠点、私が一人で攻撃してもよろしいかしら?」

 地図上に記された赤い点にダーツの先を押し当てた

「「!!!?」」

 私が突然出した提案に6人は凍り付いた

それもそうだ、本来この拠点は2人以上で攻めなければいけない

 いやそのことについては予想できたことだ。そのあとどう説得するかにかかっている。

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