第10話いざ冥府の館へ

ナッシュ「お前は仲間になってくれるのか?」


祇園京介「ああ!」


ナッシュ「気持ちは嬉しいが何か裏があるとか考えてしまうぜ、何せ禁忌の三人に引けをとらない潮風での四強の一人だろ?アンタは…」


祇園京介「疑う気持ちも分かるよ…これまで僕もあまりこういう風に誰かと対等に仲間になるとかなかったしね、でも最近はケレス、ゲルガウス、ブレストに脅威を感じるぐらいあの三人は強くなってる、しかもそれぞれ得体が知れない…しかしナッシュ達!君たちとなら仲間になってアイツラを一緒に叩くことができそうなんだ!」


ナッシュ「そうか…まあ信じるしかねぇやな!よろしくな京介!」


祇園京介「ありがとう!よろしく!ナッシュ!」


握手をする京介とナッシュ


ナッシュ「んで誰から叩く?」


祇園京介「そうだな…逆に誰からいくといいと思う?」


ナッシュ「そうだな…ゲルガウスとブレストは一応面拝んだことあるし、…まあ直感的に一番得体が知れない最強とも噂されてる冥王ケレスだ!…冥府の館には絶対に行くなと言われてるがアンタ、…京介とならなんとかなりそうだしな…!早速バン達にも声かけてくる!」


祇園京介「夕日の岬には行かなくていいの?」


ナッシュ「止められるのがオチだしな、どっちにしても冥府の館にはもういくしかない、決めた!」


祇園京介「なら今日は体力消耗してるし一度休んだ方がいいから明日の放課後夕方午後6時あたりでいいかな?」


ナッシュ「今すぐいきてーけど…そうだな…!なら明日!またな!」


祇園京介「皆帰り道気をつけて!」


セリナ「授業とか皆すっかり忘れてるよ(汗)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


翌日放課後


午後6時

冥府の館

門の前


祇園京介「皆心の準備はいい?」


ナッシュ「たりめーよ!」


坂上一茶「しょーじきいうとブルっちまってますが京介さんがいるならなんとかて感じですわ」



バン「ああ水芝さん剛来さんにぜってー後で怒られるやつだこれ」ガクーン




コウスケ「なんつー雰囲気!まだ夕方の6時なのに」


セリナ「私の仲間のエミイ達もいざとなったら連絡とれるように待機させてるから!」


エミイ達「何かありましたらお呼び下さい総長」


ギドロック「で…なんでオレまで呼ばれんだよ!」チローン


祇園京介「まあまあギドロックくん、君ぐらいの戦力絶対いた方が心強いからね!」


ギドロック「そ、そうかあ…まあ祇園京介ほどのレベルの奴に認められたなら悪い気はしねぇな」チロチロ


コウスケ「ギャッハッハッギドロックさんまんざらでもない感じ(笑)」


「まあこの人数ならやれなくもないかもな」


ナッシュ「バンもコウスケもセリナちゃん達もギドロックも一茶も来てくれてありがとよ!最悪京介と二人で行く覚悟だったんだがな!」


バン「ナッシュが冥府の館行くって行った時はどうしようか思ったがもう決心したようだしな、こうなったらお前とケレスの奴を潰すのが優先事項だ相棒!」


セリナ「まあ…私は暇だったし」照れるセリナ


坂上一茶「京介さんと京介さんが認めたお前が行くならバンと同じく放ってはおけんからな!」


ゴダイ「バンの後ろは俺が!」


ギドロック「まあ冥王だかなんだかしらねーがここでつっこんでいかなきゃ漢じゃねーしなっシャアアア!」


レディースのエミイ達「女の意地もあるし!」


コウスケ「アニキ達だけいかせるほど俺は薄情じゃないの知ってるでしょう!」


ナッシュ「ああ!ありがとう皆!なら行くぞいざ冥府の館に!」



ウ゛ン


【冥府四天王ガスマ】「数を集めただけでケレス様の冥府の館に踏みいろうとは愚かな」


死神のようなフードマントと骸骨の容姿をした男が現れる


門をナッシュと京介とバンが開けようとした瞬間コウスケが吹っ飛ぶ


京介やナッシュ達一同「なっ…コウスケ!?」



【冥府特攻隊隊長インドラ】「はははっ貴様らか?俺のなぶり相手になってくれるのは!」


祇園京介「四天王ガスマ!そしてインドラ何故ここに!?」


バン「噂は本当だったか!…オイ!大丈夫か!?」


コウスケの返事がない


一茶「いきなり四天王とインドラか!?コウスケの返事ないし!ヤバイ…!」


ギドロック「ふん!いきなり表れやがって!そんなんでビビると思うなよ!このクソ黒衣野郎とクソ忍者かぶれが!よくもコウスケ吹っ飛ばしたな!」チロチロ


レディースのエミイ達「いきなり四天王、とインドラ…姉さん」


セリナ「少し驚いたね、

…でも大丈夫、このメンバーなら!…コウスケ君の容態を確認しにいってくれる?」


レディースのエミイ達「ハイッ!」


コウスケがガスマとインドラに飛ばされた木々の方に探しに行くエミイ達


ナッシュ「てめぇがインドラかぁ?岬の裏切りもんが!こんなとこで雑用かぁ!…コウスケ吹っ飛ばしてくれやがって覚悟できてんだろーな!」


インドラ「ふっ岬の期待の新人とやらのナッシュか?貴様達みたいな渉や剛来や水芝達にしっぽ振ってる半端もんの新人が勝てる程甘くねーぞ!」


「オイ、ガスマ!本当にコイツラ片付けたら四天王に格上げしてもっと真の冥の技と力教えてくれんだろーな?」


四天王ガスマ「案ずるな、二言はない!ただしその後四天王の誰か一人を倒せたらという条件を忘れるな。」


インドラ「ハイハイ、今の俺ならそんなん楽勝だぜ」


四天王ガスマ「では私は失礼する…インドラ…冥王の地に踏みいろうとした愚か共の掃除は頼んだぞ」


ガシッ

四天王ガスマ「!?」


祇園京介「行かせると思うかい?コウスケくんに不意打ちしといて…!そして君の相手は…」


木々の茂みからオーラを放ち出てくるゴダイ


コウスケ「てめぇだけは…てめぇの相手はこの俺だァァ!」 


インドラ「だってよナメられてるぜ四天王さんよ。」


四天王ガスマ「貴様ら…塵も残ると思うなよ」


ブワァァァァッ!


ガスマの周りから黒いオーラの霧とコウモリが辺り全体に木々を包むぐらいの規模で放出される


京介「なるほど、凄まじい闘気だ」


ナッシュ「ふん!上等だ!」


インドラ「おおっとお前の相手は俺だぜ?忍法の餌食にしてやるぜ!」


セリナ「ナッシュくん」


坂上一茶「俺は京介さんとコウスケとガスマを!他の奴らはインドラに!」


インドラ「おうおうおう多人数で俺の方来てくれんのか?嬉しいねぇ!」


ナッシュ「さあ見せてみろよ、キドラの馬鹿を超えると言われるてめぇの技とパワーをよ!」 

 

ギドロック&バン「援護するぜナッシュ!」 

 


四天王ガスマ「ふっいずれ他の勢力の誰かと潰し会うかと思ってたら冥府の館にくるとはな…京都の暴走台風祇園京介…そしてコウスケか…貴様ら塵も残ると思うなよ?」ニヤァ


祇園京介「冥王だかなんだか知らないけど…」


坂上一茶「てめぇは…いや!てめぇらの勢力は今日潰れるんだよ!」


コウスケ「しねぇぇガスマ!」


コウスケの闘気がほとばしる!


四天王ガスマ「三人とも冥府の館の前で人生の終わりを告げてやる!冥府拡散波動!」


コウスケ「必殺!」


祇園京介「!」


坂上一茶「なんてオーラだ!」




四天王ガスマ「ぐぶぶぶはぁっ!」


コウスケ「さっきの借り変えさせてもらうぜ【キルシュブレッドォォ!!】」

闘技オーラを練り技を繰り出そうとためるコウスケ


四天王ガスマ「ズブブブッ!!それしきのオーラで私の暗黒闘気に敵うと思うかぁっ!」


坂上一茶「背後に回られるのは始めてか?」


四天王ガスマ「ズブァッ!?」 


コウスケと京介が攻め合う最中一茶はガスマの後ろに周り込み、左手に激しいオーラを溜めてガスマに攻撃をしかける


四天王ガスマ「!!」


坂上一茶「とった!」


ガスマが背後を振り向く前に一茶の左拳が凄まじい勢いで減り込む


ズボォォアッッ!!


黒衣ごと中身の骸骨にクリーンヒット


四天王ガスマ「糞っ!ナメた真似を!」


コウスケ「っとよそ見してんなぁぁ!」


四天王ガスマ「ぐっグググッ!」


コウスケ「オラオラオラッッ(よしっイケるッイケんじゃねーか俺も!!)」


前後から一茶、コウスケのラッシュ!!


一茶とコウスケの連撃に押され始めるガスマ


冥府四天王クラスといえども一茶やコウスケの別方向からの攻撃を一気に捌くのは難しそうだ


そこに上空から京介がガスマを襲う


祇園京介「もらったよ!竜巻落とし!」

激しい蒼いオーラごと身体を竜巻状に回転させガスマの身体に落下していく


四天王ガスマ「ドゥブブブ!!くそお雑魚共がぁぁぁ!!」

悲鳴にも似た雄叫びを上げながらコウスケの、一茶の、そして京介の技のコンボがガスマに次々と襲い掛かる!!


インドラ「あらあら四天王とかほざいてても所詮あんなもんかよ」

違う場所で闘ってるインドラが横目でガスマ達の戦闘を見ながら侮蔑の言葉を口にする


インドラ「…でお前らはあいつらみたく攻めてこねーわけ?」

余裕そうな表情でナッシュ達を見下ろすインドラ


バン「くそっ…これ程までとは化け物が!」


ナッシュ「忍術もやっかいだが何故これほどまでに俺らの攻撃が当たらないかのようにきかねぇ!?」


セリナ「まるであたし達のオーラが幻と闘ってるみたいに攻撃に手応えがない!」


ギドロック「くそっ手数では押してるはずなのにダメージがねぇ!」


バン「これはもしかして…ワタルさんの言ってた冥のオーラの特性のせいか?」


ナッシュ「なんだそりゃ?」


バン「確かにワタルさんは冥の特性について語ってたな‥」


インドラ「おっと考えてる余裕があるのかな?」

インドラが凄まじい勢いで直進してくる


それをかわすナッシュとバン


だがセリナの元に凄まじいインドラの暗黒闘気が絡み付く


セリナ「きゃあああ!」


バン「セリナッ!!」


インドラ「必殺 龍影流 百舌地獄落とし!!(りゅうかげりゅう もずじごぐおとし!)」


セリナ「わあああっ!」


かつて剛来に食らわせたインドラの奥義がセリナに襲い掛かる


ギドロック「させるかよっ」チロチロ


ギドロック「そこだ!ギドドリルッ!!」


セリナを頭部から身動きできない状態で10mの高さから下降し地面にぶつけようとしたインドラにギドロックのスキル形状記憶型ギドドリルが横から不意をつく


インドラ「!!」


ギドロック「ウォラァァァ!!」


インドラ「ぬぐぁぁ!!」


ナッシュ「き…効いた?」


バン「どういうことだ?」


「それは多分…」


以下回想


~~~~~~~~~~~~~~~~



ワタル「まあ冥のエネルギーを持ったやつには基本的によほど高火力の技じゃない限りあまり基本的なオーラに任せた攻撃はきかねぇ!!あいつらには半減する」


コウスケ「そんなやつらとどう闘えばいいんすか?」

 

ワタル「そうだな‥‥相手の意識乱す程のスピードやパワーがあれば難しいことは考えなくていいんだが奴らは手練れだからな‥ハッキリ言って冥の使い手相手にそれは期待できない‥‥だからアドバイスとしては基本的な闘気オーラ任せの小型の攻撃より属性を特化させた必殺技スキル攻撃の連撃もしくは、純粋な闘気オーラ自体に頼らず単純な肉弾戦のが利きやすい…がまあ冥のオーラ習得してる奴は大体肉弾戦も手練れの奴が多い…だから属性特化必殺技超強化上手く使うかあるいは…形状型タイプの奴に思いっきりぶちかましてもらうかだ!‥」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


コウスケ「形状記憶型タイプのギドロックの兄貴はインドラの野郎の天敵かも知れないっすよ」

少し希望が見えた表情で呟くコウスケ  


バン「そーなのか?」


ナッシュ「ギドが…」

 

セリナ「危ないとこだったあ!!」


インドラ「クソがあ井の中のかわずのドリル野郎があっ調子乗りやがってえ!!」



ギドロック「おやおや随分効いてるみたいで…さっきの余裕はどうしたインドラさんよお?」


インドラ「グブッ」


吐血するインドラ


ナッシュ「…どういうことだ?」


コウスケ「つまり…」


「単純な属性持ちのタイプの持ち主は必殺技のようなオーラ練り込んだ攻撃ではないと効かない、しかし必殺技はエネルギー消耗が激しいししかし小技も利きにくい、しかし形状記憶型、形状変化型のタイプの攻撃は自分が練り込んだ物体として攻撃するから変化してる間は通常攻撃でも効きやすいしオーラ属性の必殺技みたいに広範囲のオーラの放出を必要としない凝縮された攻撃のためにコンスタントに冥オーラにダメージ与えれる訳だ」


ナッシュ「そうなのか、なら俺達は必殺技クラスを出来るだけ消費抑えながら何発もヤツラが倒れるまでぶち当てていくしかないか…」


バン「現状は…。」


ギドロック「ほらほらどうしたインドラさんよおっ!」


インドラ「調子にのるなっ!お前程度‥!冥の力看破されても自力で上回ってるから葬ってくれるわ」


ギドロック「あんだと?ナメられたもんだぜ?アンタとは一度も今まで直に闘ったことないのに偉そうなこと言いやがって!」

 

インドラ「ナッシュごときに負けた貴様にナッシュを上回る水芝や剛来と互角以上に闘える俺様が負ける道理はない!」


ギドロック「単純計算しかできねーやつだ!相性とかもあるだろ!それにオレを甘く見るな!シャアアア!!」 


インドラ「黙れっ!この技であの世に行ってもらう!」


ギドロック「!!」


インドラ「【地獄温泉露天風呂旅館2泊3日巡り!!】」


独特のまがまがしい闇の色をした冥エネルギーの玉がインドラからギドロックに発せられる!!


ギドロック「いっただろ相性があるってよ!!シャアアア!!」

インドラが放ったギドロックにせまる冥エネルギーの直径2メートルはあるであろう黒い気弾の塊に対し、キドロックは腕を形状変化させたドリルを構えふりかぶり殴るようにえぐっていく!


バン「あそこまで!!なんつー奴だ!」


ナッシュ「ギド、すげぇよお前は…」

 


ギドロック「ハハッ残念だなインドラさんよ!ここはこのまま押し切らせてもらうぜぇ!!」


ギドロックのドリル化した腕がインドラの放った気弾の半分まで刺さるように突き進んでいく


ギドロック「!?」


インドラ「ここまで超必殺技の冥エネルギーに対抗できたのは褒めてやる!だが所詮潮風のガキ大将ごときが‥俺様とキドラたった二人でこの世界の頂点を取ろうとせん覚悟のこの俺に勝てる道理はない!!」



ギドロックが突き進んでいた気弾の中の腕が止まり逆にギドロックを押し返しながら包みこんでいく



ギドロック「ぐ…ぐああああっ!!」


ギドロックに気弾が完全にヒットしギドロックの身体の中に黒い冥エネルギーが入りこみ中から電撃が走るかのようにギドロックに苦痛を与えのけぞり悲鳴をあげるギドロック



ナッシュ「マジか!」後ろで片膝をつきながら満身創痍ながら驚き絶望するナッシュ



インドラ「これが力の差だ!決して相性だけでは埋められぬ経験と地力の才能の差よ!」


ギドロックがのたうちまわるまで自分が放った冥の気弾を押し切るため片手で構えた姿勢のままそう口にするインドラ


そしてギドロックが完全に瀕死状態になった後

インドラ「さあこいよナッシュ、バン、そして残りの小判鮫どもよ」

そういいながらインドラはナッシュ達を鬼の形相で睨む


ナッシュ「ぐ!ギドロック!…てめえ!よくも…」


バン「行くしかないか!…ここまで満身創痍でもこうなったら」


セリナ「ギド…仇はとるから」

ギドロックを見たあと真剣な目つきでインドラを睨む三人


バン「ふざけやがって…こっちこそが相性がどうだろうとボコボコにできること証明してやるぜ」

コウスケとセリナはまだ体力は大分残っていて満身創痍ではない


インドラ「いっぺんにこい、面倒だからな」


「四国名物八十八鬼夜行~」


インドラが冥タイプの必殺技を放とうと印を組みながら呪文を唱え始める


セリナ「今行くしかない!」



「はぁっ!【Cyclone(サイクロン)】!!」

下から風のエネルギーを発生させ竜巻のように回転しながら天に向かい飛び上がるセリナ 


バン「‥‥‥(イケるかっ!?)ウオオオッ!!」


インドラは眼をつむりながら呪文の詠唱中に派手なアクションを起こしたセリナに気をとられた


インドラ「ぐふぅ…」そこにバンの全開の右拳がクリーンヒット


バン「効いた!?やはり!!」


どうやら不意をついた攻撃や予想以上の攻撃や精神が乱れてる時は冥相手でも小技や通常攻撃も効くようだ


だが印を中断し解いたインドラにコウスケは腕を両手で掴まれ身体全体を振り回し地面に叩きつけられる


インドラ「冥属性防御に頼らずとも地力の差を分からせてやろう!!」

ギドとバンを見下す


「そこだぁ!ウォラァ!」

バンが後ろ回しげりを顔面近くに下からはい上がるように放つが綺麗によけられる

よけつつインドラはカウンターの蹴りと掌底を肋骨部分とバンの顎に綺麗に入れる


バン「クッソッ…」グラァ ぐらつくバン


バン「(コイツッ改めてスゲェ戦闘センスだ!動きに無駄がない!悔しいが冥エネルギーだけのやつじゃねぇ!)」


 

そうバンが思っている間に飛ぶように氷を溶かした水オーラを背中から噴射させバンのあとに続きナッシュが突っ込みインドラの顔面を拳でかすめる


インドラ「(また攻撃がくることはわかっていたがこのガキなんてスピードだ!だが)」「残念!」


笑みを浮かべ背後からナッシュの両腕を掴み勢いよくジャンプする!



ナッシュ「ぐあああっ!放しやがれっ!」ボウッ


ナッシュが一瞬狂化覚醒状態に入り空中でインドラの手を弾くように解き

ナッシュがすかさずインドラの腹にパンチを猛スピードで繰り出すがそれすらいなすインドラ


ナッシュ、バン「あれすらダメージが入らないとは!!なんて野郎だ!」


「だが」



スゴァァ

インドラ「!!!?」


はるか上からセリナが回転しながら落下スピードを追加してひざげりをインドラにクリーンヒットさせる


インドラ「ぐっ(派手なアクションで注意を引いただけではないことはわかっていたが…わかってはいたが立てつづけに三人と相手したあとの俺の位置をまさかピンポイントで…不覚!)」

インドラの顔面から鼻血が勢いよく噴射する


そのまま落下していくインドラにセリナは上からラッシュで追撃する


セリナ「沈めぇ!!」

ババババッ!!

そのままラッシュで畳み掛ける!!


風エネルギーで加速したセリナの交互ラッシュを紙一重で身体を回転させ捻りながら全てかわすインドラ

セリナ「くっ!ちょこまかと!」


しかし先に地面に近くなっていたナッシュが勢いよくトランポリンのように地面に落下し反動で上へ跳ねあがり落ちるインドラに対し凍らした拳でインドラのみぞおちに氷の右腕で懇親の一撃を減り込ませる


インパクトの瞬間だけまた狂化モードになっている


インドラ「がっ…はぁっ!うぶっ!…!」

その場に吐瀉物を撒き散らすインドラ


ナッシュは上にセリナは下に体制が安定しないままだったのでインドラに追撃はできなかった、が



地面にそのまま大ダメージを負ったまま叩きつけられたインドラにバンがさらなる挟みうちの形でパンチと蹴りを繰り出す


インドラはさすがに避ける余裕がなく整ってないガードで耐える



インドラ「!!…このくそがぁぁ!!」

「【闇夜のカーテン】」

インドラが身体全体から冥エネルギーを噴射させる


ナッシュとバンが2m余り吹っ飛ぶ倒れるナッシュとバン


セリナも体制が整ったので風エネルギーを利用したさっきの一連の攻撃の調子で追撃を再開しインドラに近づこうとするがインドラが激しい冥エネルギーを身体全体から四方八方に噴射してる為インドラに近づけない!


セリナ「くっこんなの!…」


しかしすぐ立ち上がり狂化覚醒闘気を凝縮しなんとか冥エネルギーの噴射の隙間に入ったナッシュがインドラにまた一撃入れる


インドラ「くっ馬鹿な…!だが」


インドラは冥エネルギーの四方八方の噴射をしながら身体を回転させる


狂化ナッシュ「…!!」


短時間に凝縮された狂化ナッシュすら押し返すインドラの冥エネルギー四方八方噴射


ナッシュの狂化状態が解ける


ナッシュ「計算通りだ!!」


インドラ「(!?何っ!!)」


バン、セリナ「今だっ!」


インドラ「ぐっほぁあっ!!」


インドラの腹部にギドロックのドリルが突き刺さり貫通している

ギドロック「久しぶりだなぁインドラさんよ」チロチロ




「【鋼鉄の回転扉(アイアンメイデン)】!!」


インドラの闇エネルギー四方八方噴射が完全に沈静


インドラ「こ、ここまでの怒涛の攻撃と…即興の連携の一人一人の力、技量…見事であった…」


その場に膝をつき今にも倒れそうなのを堪え敗北宣言をしたあと森の中に退却し姿を消したインドラ



ギドロック「チッ、敗北宣言までカッコつけやがって」


セリナ「でもあたし達…」


バン「あのインドラに…」


ギドロック「勝ったな…!ついに!」チロチロ


ナッシュ「複数掛かりだったけどなめちゃくちゃ…(笑)」


バン「水を差すなっ!」

ナッシュの頭を軽くはたきツッコミを入れるバン

ナッシュは森林の中から少しだけ隙間から見える星空の夜空を見上げ

ナッシュ「(渉さんついに夕日の岬の裏切り者に勝ちました、待ってて下さい!)」

そう呟く。


一方 冥府の館


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


冥府四天王シェイミ「!!…インドラがやられた?ガスマもついていながら!」


???「残念だ期待はしていたんだがな…フフ」


冥府四天王ミスラード「………もし奴らがこの館に入るなんてことはあってはならない!…分かってるな!」


冥府五人衆「はいっ冥府の館に誓い!」


冥府五人衆の部下達「我々が対処します…!」  


冥府四天王シェイミ「最も…敵が何人いようとガスマがいるなら不可能だけどね…侵入者は扉を開けることなく屍の山となる!冥府四天王はインドラとは格が違う!」


???「フフ…」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方冥府の門前


祇園京介&坂上一茶&鬼のコウスケVS冥府四天王ガスマ




冥府四天王ガスマ「インドラがやられたか!…だが貴様らはこの奥にはこれ以上一歩たりとも進めん!」


祇園京介「いってなよ…そんなに余裕なくなってるんじゃないの?」


坂上一茶「……(コイツここまでしぶといとは、やはり四天王はヤバい!京介さんも本調子じゃないかもだし、こっちは四天王相手に実質二人みたいなもんだぜ畜生が、ナッシュ達め!!インドラ倒したならさっさと応援に来やがれ!!)」




コウスケ「………」


四天王ガスマ「くぶぶぁ!!こっからだ勝負はぁ祇園京介!!坂上一茶!!」


コウスケ「(オレの名はスルーかよ!ムカつくぜ!!)」


ガスマから凄まじい闘気オーラがほとばしる

インドラとは違い熟練した純度の高い冥エネルギーを放っている


四天王ガスマ「たかが最近四強と呼ばれ始めた貴様とその他の有象無象どもが我々最強冥府の館に喧嘩を売る等片腹痛いわぁっ!!」


祇園京介「…!まだ余力を残してたかガスマ…こっちも勝負つけさしてもらうよ」


坂上一茶「…!京介さんサポートは任せて下さい」










  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る