オムライスが信号機

 オムライスを食べよう。オムライスを注文した。美味しそうなオムライスが出てきた。さあ、食べよう。美味しそうな黄色だ。と、そこで気づいた。オムライスだと思っていたもの、実は黄色信号だった。黄色信号だったから、注意して食べようかな、と思っていたら、すぐに赤信号になってしまった。赤信号になったら、食べてはいけない。私はただ眺めていた。そのうち、青信号になった。よし、食べよう、と思ったが、青色なので食欲がわかない。

 怒りが湧いてきた。この野郎、俺に食べさせる気がないな、フンガーッ、フンガーッ。怒りのボルテージが上がっていく。ピコン、ピコン、ピコン、ピコン、ピッコーーーーン。

 怒りのボルテージが満タンになったので、私は信号機になって、交通整理をした。交通安全に貢献した。

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