応援コメント

第62話:修復力のある世界」への応援コメント

  • 修復力が高い世界は、それだけ「フィクション性」が高くて、ゆえにその世界観では深刻なテーマを扱い辛いという難点がありますね。例えば、死んでもすぐ生き返る世界で、死を二度と戻せないかのごとくに扱うのは矛盾になるわけで、だけどそういうレベルでの整合性を整えていないと、それは陳腐と言われても仕方ないと思います。
    ドラゴンボールなどは、きちんとレベルに見合った深刻度に抑えてありますし、修復力がことに高い作品では見合った理屈付けがされているように思います。(たぶん、これを肌感覚で出来るということも才能のうちかと)

    批評で言われるのは、修復力などを持ち込むなら持ち込んだなりのルールの変更、価値観の妥当性、そういったものがきちんと計算なされているのか、だと思います。なされていなければ「ご都合主義」と断じられるのは仕方ないかと。ご都合主義でもいいんですけどね、修復力ではなくご都合主義と評するべきでないか、という批評であって、訂正しろとかじゃないので。

    作者からの返信

    作品ごとにすんなり通ったり、「ご都合主義」と批判されたり、という違いは結構ありますよね。
    「こち亀」の場合は両さんが死んで霊魂になってドタバタして、また生き返っても誰も怒らないですけど、「ジャスティス・リーグ」のスーパーマンはご都合主義的な印象を受けました。