ラブ☆o☆ラブパニック学園~異世界編~異世界編

永久 夏波

普通じゃないカップル

「キラちゃんごめん許して。」

甘えた声をだす男の腕には高そうな箱………。

「あんたね、また買ってきたの置き場所ありません。」

私の名前は有佐輝楽、

キラて忠臣蔵ではない星と山がすきな両親が星のキラキラからつけたらしい。

高価そうなティーセットをなでているのは早坂真也

私の彼氏である。

この真也、物の声がきこえるとかで骨董品に目がない。

おかげで家の中どころか敷地内建物の一部まで美術館状態、まあ動物園にしたのは私だから人のこと言えない。

「ごめんキラリン、花音のこと見てくれる?」

ぐっすり寝ている赤ちゃん託される。

「コラッ、マリーならいいか。」

イスに飛び乗り白い猫がかのちゃんをのぞきこむ。

『私が守るの。きちゃだめあんたは乱暴だから。』

ロシアンブルーのエメが怒れスゴスゴ逃げて真也のほうに行く。

「エメ、この形はビューティーだとおもわないかい?」

猫に見せてもね………。

私は動物の言葉がきこえる。

いつもは膝に飛び乗る雑種のパピはかのちゃんをみて足元にふせる。

『今日はお昼にイロンな人来たんだよ。』

パピの言葉に、 壁に掛けてある予定表みて思い出す。

昨日が『ガイア』の最終ツアーで今日は『ブラッドムーン』の打ち合わせ………うちだけじゃ寝る場所確保出来ませんけど。

『ガイア』は、この家の本来の持主昴さんのバンド

『ブラッドムーン』は真也のバンドである。

両方のメンバーきたらこの穴ぐら収まらないよ。

住居はなんと地下の穴ぐらなのだ。

「うちのやつらは勝手に部屋借りて住み着いてるのが多いから大丈夫だよ。」

住みついてるってまあ上の建物はあきあきだからね。

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