第6話 メデューサ

髪が無数の蛇となり、下半身も蛇となっている人型のモンスター。

主にダンジョンを縄張り、住処としている。

確認されている限り、女性的特徴を多く持つ。


・体格

蛇の部分を含めれば、やや人間よりも大きい。

筋力や素早さも人間並みである。

ただし下半身の蛇のパワーはかなりのもので、大人も絞め殺す力がある。


・脅威度 高

メデューサの最も危険な点は、その視線に込められた魔力である。

その魔力は視線の先の生物を石化させる。

対策としては、視線を跳ね返す鏡か、遠くから気づかれないように倒すことである。

視線が跳ね返された場合、メデューサ自身が石となる。

また、髪の蛇も毒の牙で噛みつくこともある。

蛇の特徴が色濃いものは、暗闇の中でも獲物を見つける力がある。

その場合、不意打ちに気を付けること。


・生息数 稀

単独か数体で行動することが多い。

彼女たちの縄張りには、哀れな石像が乱立しているだろう。


・文明度 低

人語を使う、簡単な武器程度は扱える。

ただしそれ以上の技術を持つことはあまりない。


・特殊な個体

元々が稀な個体のため、ほとんど確認されていない。


メデューサは神話上の特定の怪物が一般化した珍しい例といえます。

蛇をモチーフとした外見とその石化の魔力の組み合わせは、非常に秀逸であったと言えるでしょう。

また、その弱点も退治のされ方も特徴的でした。

なにせ、自身の最大の武器が跳ね返されるというものでしたから。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る