7話 『束の間の休息』

 休日の朝、それは身体が2度寝を激しく求めてくる時間帯。その欲求に呑まれかけた悠馬は今、必死の形相で道路を爆走していた。


「やばいやばい!」


 紗乃と決めた待ち合わせ時間はショッピングモールが開く10時ちょうど。今の時刻は9時55分と時間制限タイムリミットまではあと5分。

 多少の遅刻程度、世の普通の女子高生ならば許してくれるだろう。しかし不幸なことに紗乃との待ち合わせでは遅刻=斬首が成り立ってしまってもおかしくはなかった。


「あと30秒っ!」


 残るは直線200m、もう待ち合わせの場所であるショッピングモール入口前の噴水は見えている。悠馬は最後の力を振り絞り、もはや見慣れた黒髪の美女の前へなんとか滑り込んだ。


「3秒遅刻。他人との約束には余裕を持って行動するようにと以前言ったはずよ?」


 美しく透き通った声が疲れた身体に心地よい。内容はとても気持ちが晴れやかになるようなものではなかったが。


「そうだったか?3秒なんて誤差だろ。お前は各小学校に1人はいる静かになるまでに何分かかりました系教師か」


 悠馬のツッコミが理解出来なかったのか紗乃は眉を顰めている。


「たった3秒・・・ね。昨日、そのたった2秒が長く感じなかったのかしら」


 昨日の2秒、その言葉が指すのは緊急帰還待機状態の2秒のことだろう。


「確かにああいう場面での2秒は長かったが、今は別に命の危機ってわけじゃないだろ」

「普段からそういう意識を持っておくことが大事なの。さあ早く行きましょう、時は金なりよ」


 昨日のことを嫌でも思い出させられた悠馬は目の前を歩いていく紗乃の身体へと目を向ける。念のため1日入院していた彼女と会うのは昨日の昼ぶりだ。外見上、怪我はしっかりと治ってはいるが治るからといって怪我をしていい訳では無い。

 そんなことを考えながら歩いていた悠馬はふと紗乃について疑問が湧いた。


「お前さオレが来るまでは1人で任務クエスト受けてたんだろ?何回もあんな感じで死にかけたのか?」

「緊急任務クエストを受けたのは初めてよ。あんなに早く参加権をもらえるとは思っていなかったもの」


 緊急任務クエストの参加権、それは一定の高ランカーにのみ与えられるものだ。

 その判断は教務部に一任されており、ランクだけではなく相手との相性や過去の任務クエスト戦績などで決定される。紗乃がA3ランクといっても他の上級生ランカーに見劣りするのは否めない。言われてみれば確かに少々早い気もする。


「ってことは死にかけたのは初めてか」

「初めて・・・そうなるわね、きっと」

「で、なんでそんなにお前は任務クエストにこだわる?」


 他のクラスメイトに紗乃ほど積極的に任務クエストを受けているような者は見かけない。というより任務クエスト自体受けている生徒が少ないのだ。

 そんな状況で彼女が毎日任務クエストを受けるというのは悠馬の中でかなり疑問だった。


「ただの慈善活動、ということにしておくわ」

「慈善活動ねぇ・・・」

「なに?」


 あまりそこからは踏み込んではいけないのだろう。悠馬はなにかを察し、それ以上言及するのをやめた。

 せっかく2人で出かけたのだ、わざわざ雰囲気を悪くする必要もないだろう。


「どこに向かってるんだ?」

「特に決めていないわ。ただ外にいるわけにもいかないから中に入っただけ」

「なるほどね・・・」


 合理的な紗乃らしい答えだ。


「柊崎くんは何を買いに?」

「何かしら家具が欲しいかなって、あと私服ないからそれも」

「私服、必要?」


 確かに一緒に生活しているというのに紗乃の私服は見たことがない。休日は今日が初めてということもあり、悠馬も多少期待したが今日も相変わらずお馴染みの制服姿だ。


「2セットくらいは必要じゃないか?そういえば寝るとき用の服も欲しいな」

「そう、変わってるのね」


 悠馬は変わってるのはお前の方だと言いたげな顔だ。

 帰ってきても制服の上着を脱ぐ程度で済ます彼女が制服以外に着ているものといえば、就寝用のパジャマ程度しか見たことがない。

 それも紗乃らしいといえば紗乃らしいが。


 正面の入口からモール内に入った2人は目の前の店から順に回ることにした。

 30分ほど物色を続けるが、素人にはなかなか決断できない。そんな悠馬を見兼ねてか紗乃が後ろから声をかけてきた。


「どんな服が欲しいの?」


 意外にも紗乃がまともな質問をしてきたことに悠馬は驚く。

 悠馬には過去、服を自分で選んで買った経験など皆無だ。そもそもショッピングモールに来た経験すら数えるほど。

 今回の買い物も紗乃を頼ろうと考え、彼女を連れてきたという理由も大きかったりするのだ。そんな悠馬は期待を胸に自分の理想の私服像を思い描く。


「よく分からないが、派手じゃなくて動きやすくて楽な服だな」

「そう・・・」

「ん?」


 悠馬の希望を聞き届けた紗乃は店の奥へと消えてしまう。


「お連れ様に合うラフな服ですか・・・それならこちらなんてどうでしょうか。細身の男性にはIラインシルエットが──」

「それを、そうね。色違いで2セットお願いします」


 人の良さそうな店員を引き連れて紗乃はついさっき悠馬がオーダーした希望をそのまま伝え、選んでもらった服を持って帰ってきた。


「てっきりお前が選んでくれるのかと思ったんだが・・・」

「私、服を自分で買ったことがないの。そもそも必要ないと思っているし」


 言われてみれば私服が必要ないものと考える彼女に服を選んでもらおうなんて悠馬の考えが初めからおかしかったのだ。

 なんとなく悲しい気持ちになりながら、悠馬は紗乃の手から色違いの服を2セット受け取ると会計を済ませに行く。


「全部で34,800MPか・・・」


 MPと円はほぼ同価値であるため、約35,000円。

 高校生が払うには少し高い気がするが毎日の任務クエスト報酬で順調にポイントが貯まっている悠馬にはそれほど苦ではない。

 支払いを終えてもまだ視界の表示には160,200MPと表記されていた。


「でも、贅沢だよな・・・」

「努力したものにはしっかりと報酬が支払われる。当然よ」


 確かに競争社会であるこの国において、紗乃の言うことはもっともだ。命を懸けて任務クエストに挑む報酬としてこの恩恵は妥当なところなのだろう。

 だがそれでも高校生が手にしていい額を少々超えているように思ってしまう。


「あなたはしっかりと仕事をしているのだから、気に病む必要はない。そう思わない?」

「何か言いたそうだな?」


 悠馬は紗乃の言葉に何か違和感を覚えた。


「今、この状況になにか感じることはない?」


 その言葉に悠馬は周囲を見渡した。

 休日、土曜のショッピングモール。映画館、ゲームセンターなど各種娯楽施設が完備された上に、近くに学生が多く住むという抜群の立地条件の割にはかなり人が少ない。


「もっと言えば同級生が少なすぎる・・・」

「正解」


 紗乃は少し楽しそうに笑っている。

 八木たちの話では平日の放課後でも大混雑と聞いていたのだ。確かにこの状況はおかしかった。


「理由、知ってるのか?」

「柊崎くん。この学園にあるMPシステム、学生が手にするには余りある額を支給されるこの制度はなぜ存在すると思う?」


 質問に質問を返してくる紗乃だが、その答えこそこの状況の説明になるのだろう。


「そうだな・・・、単にご褒美ってもんじゃないんだよな?」

「そうね。その理由も少なからずあるとは思うけれど本筋はもっと別の理由」


 悠馬の中で命を懸けることへの対価として与えられる報酬がMP制度である。という考えは紗乃の質問を受けた時点で既になくなっていた。

 紗乃がわざわざ話すということはおそらくもっと別の次元の話なのだ。


「悪い、分からん」


 数分考えた悠馬はすぐに思考を放棄した。この学園が普通でないことはもう分かっている。その普通でないことを考えても答えはでない。素直に聞いた方が得策だ。


「入学時、初期ランクに応じた2か月分のMPが支給された」

「ああ。100,000MP貰ったな」


 2か月分ということは月初めにC3ランクの悠馬が貰えるポイントは50,000。やはりかなりの高額だった。


「大抵の生徒はあなたと同じC3ランク。入学と同時に大金を手にし、周囲には多くの商業施設や娯楽施設。極めつけには親から離れ、チームメイトとひとつ屋根の下生活する」

「つまり?」

「入学から2週間、そろそろ遊ぶための資金も底をつく頃じゃないかしら?」


 人間、苦労して得たものは大切に使い、期せずして手に入れたものは乱雑にそして際限なく使う。

 宝くじで何億という金額を手にしてもそれを計画的に使って生涯を過ごそうという者は稀だ。大抵の者は2年やそこらで使い切ってしまう。それと同じことだろう。


「資金が尽きても、一度経験してしまった贅沢な暮らしへの欲はなくならない。なら資金を得ようと考えるのが普通」

任務クエストを受けざるを得ない・・・ってことか」


 悠馬にはMP制度がなんたるかを、このとき理解した。それは人間の性質を上手く利用した任務クエストを生徒に受けさせるためのシステムなのだ。


「でも、そんなことは私たちには関係ない」

「確かにそうだな・・・」


 紗乃の言う通り、悠馬は毎日しっかりと任務クエストをこなし特に浪費もしていない。つい数分前、高めの服を購入したといっても入学時よりもポイントは増えている。

 かといって悠馬は紗乃ほど割り切ることが出来ない。クラスメイトたちは今頃かなり慌てているのだろう。


「ポイントの受け渡しは可能。でもそんなバカなことは考えない方がいいわよ」


 悠馬の前を歩く彼女はそう釘を刺してきた。


「分かってる」

「そう、ならいいけど。この学園においてポイントの有無はかなり重要。それを理解したところでご飯にしましょうか」


 特に紗乃は変わった様子もなくフードコートへと歩いていく。

 そんな彼女と違い悠馬の心中は複雑だ。ポイントの浪費は本人の失態だが、そういう問題ではない気がしていた。


 紗乃に連れられ席についた悠馬は彼女が食べるハンバーガーセットと同じものを頼んだ。

 2人で生活する以上、食べるものは基本的に同じものにすべきだからだ。


「元気ないわね」

「ちょっとな」

「怒ってるの?私が最初に説明しなかったことに」

「それはない。聞かなかったオレの落ち度だし、それを伝えたからといってあいつらが浪費をやめたかは微妙なところだ」


 紗乃は食べ終わったハンバーガーの包み紙を綺麗に折り畳みながら悠馬の顔をじっと見る。


「なんだ?なんか顔についてるか」

「ポイントの獲得方法が任務クエスト以外にあると言ったことを覚えている?」


 初めて紗乃と出会ったとき、高層ビルの屋上でした会話のことだろう。


「学内行事だったか?あとはさっきの受け渡しか」

「近々、救済措置として最初の定期試験が行われるわ」

「え!?」


 一般教養科目の授業が一切ないこの学園にテストなどないと勝手に思い込んでいた悠馬は思わず変な声が出てしまった。


「学年平均より上ならその点数×100MPが与えられる。その逆も然り」

「やばいじゃねぇか!大事なことは先に言えよ・・・」

「あなたに関しては問題ないわ。これまでの経験で十分に好成績を残せるはず」


 これまでの経験、ということは学力テストではないのだろう。その点はひと安心だ。

 しかし別の問題も発生する。


「もしその減点でポイントがなくなったらどうなるんだ?」


 考えるのも恐ろしいが悠馬はこれ以上後手に回らないようにするためにも聞くことにした。


「その次の月初めにもらえるポイントから引かれるらしいわね。何度も言うけれど私たちには関係ない話」

「えっぐいな・・・」


 救済措置とは名ばかりの実力のない者、努力しない者は徹底的に排除されるシステムだ。MPの無くなった生徒はやはり任務クエストに参加せざるを得なくなるのだろう。


「んでもってそれは今まで任務クエストに参加してこなかった奴らになる・・・だろうな」

「そんな人たちがどうなるか、聞いておく?」


 紗乃はいつも通りの声色だがろくな話ではないだろう。


「いいや、やめておく。てかオレら休日にもこんな話するとかブラック企業の社畜か何かかよ・・・」


 またもや紗乃は悠馬の例えがいまいちピンとこないのか首を傾げている。

 悠馬は少しでもパートナーとして紗乃のことが知れるかもしれないと初めての女子との外出を捧げたのに、結果は悲しきかな学園の黒い部分を知らされただけだ。


「割に合わねぇ・・・。いや・・・こんな美女とデートまがいな事が出来てる時点でもうOKか・・・?」

「少しよく分からないことを言っているようだけれど、これからどうするのかしら」


 悠馬の今日の目的は私服、就寝用の服、家具の購入だが今までの話を聞いてからポイントを使う気には到底なれない。

 MPは悠馬の思っている以上に生命線だったのだから。


「大人しく帰りますよ・・・」


 不貞腐れながらそう言う悠馬にちゃっかり食べ終わったトレーを押し付けた紗乃は、どこか虚空を見つめながら何かを考えていた。

 仕方なくそのトレーを返却口へと返し、悠馬が戻ると紗乃は真剣な顔で


「予定がないならスポーツテスト、しましょうか」


 と口にした。


 束の間のデート(といってもほぼいつも通り悲しい会話をしただけだが)を終えた2人は訓練棟へ足を運んでいた。

 ショッピングモールと違い、訓練棟の入口付近には生徒が溢れている。紗乃の話にあった通り定期試験に向けて、あるいは任務クエストに向け必死なのだろう。


「訓練棟、初めて来たな」

「普段はあまり使うことはないもの。訓練をするなら実践経験が一番よ」


 確かにそれは正論だが、チームに1人でも実力者がいるという条件付きだ。右も左も分からない素人がいきなり飛び込んでいいほど任務クエストも楽ではない。

 入口から建物に入った2人は荷物搬入用サイズのエレベーターへと乗り込み地下へと降りていく。

 エレベーターはガラス張りで各階に透明なドームがいくつもあるのが分かる。


「あれが訓練用の施設か?」

「見れば分かると思うけれど」

「久々に冷たいな・・・おい」


 ドームの中では何人もの生徒が対人もしくは機械相手にそれぞれ訓練に励んでいる。

 が、どれも悠馬から見てお世辞にもレベルが高いとは言えない。


「今通っている階層はCランク専用。それなりに高い水準の任務クエストを受けてきたあなたなら、物足りないレベルに見えるでしょうね」


 悠馬の心の中を見透かしたように放たれる紗乃の言葉は事実だった。

 同じCランクでも日々任務クエストをこなしてきた者とそうでない者の差はかなりあるらしい。これが定期試験は問題ないと紗乃が言った理由だろう。

 そのままどんどん地下へと進みBランク専用の階層を越え、地下25階でようやくエレベーターが停止する。


「ついたのか?」

「ええ、電源入れるわね」


 紗乃がなにやら端末で操作をしたらしく暗い空間に明かりが灯される。

 そこにはCランク、Bランクが使っていたものの5倍は広い空間が広がっていた。


「行きましょうか」

「行きましょうか。じゃねぇよ!なんだこの広さは!?さっきのみんなでワイワイ使ってたのは玩具おもちゃか!」


 悠馬はてっきり訓練施設は大勢で使うものと思っていたがそうではないようだ。


「人混みに紛れたいなら上階へどうぞ?」

「いや、そういう訳じゃないんだけどな?」


 みんなでワイワイ、共用スペースなんてのは元いじめられっ子でコミュ障の悠馬には少し厳しい。そういう意味では2人で広いスペースを占領というのは魅力的なのだが。


「予約とか?MPで貸し切ったみたいな?」

「そういうことも出来るけれど、ここは私専用の訓練スペースよ。Aランクの特権といったところ」

「はあ・・・。そういえばなんかお前言ってたな、特権がどうのとか」


 この学園ではどうもMPだけでなくランクも重要なようだ。案外、紗乃が任務クエストにこだわるのはそんな理由からなのだろうか。


「あなたほんとに何も知らないのね、学内パンフを読んでるか怪しいのだけれど」

「あー、パンフね・・・。読んだ読んだ、もちろん読んでる」

「そう。なら、もう何も教えることはないわね。早速スポーツテストを──」

「いや、マジ!ほんと!すみませんでしたぁっ!大して読んでないです、あんな400ページもあるもん読めないです!」


 悠馬は捨てられた子犬のような目で紗乃に許しを乞う。正直彼女の説明がなければこの先、生きていける気がしない。

 それほどこの学園のシステムは複雑で初見殺しだ。


「分かればいいのよ。腐ってもチームメイト、必要なことは最低限教えてあげるから」


 最低限ではなく全部教えてください!と言いたいところだが、また機嫌を悪くされても困る。


(いったい何故こんなに気を遣わなければならないのだろうか・・・)


 そんなことを思う悠馬など気にもとめず紗乃は"スポーツテスト"について説明を始めた。


「スポーツテストというのは単に分かりやすく言っただけ、今から始めるのはA/D/S適性診断」

「悪い、わけがわからん」


 A/D/S、これも紗乃と初めて会ったときに聞かれたものだ。今でもその言葉の意味するところは分からないが重要なものなのだろう。


「チームを作るにあたって最も最適な人数は3の倍数と言われているの。それはAttacker、Defender、Supporter、それぞれ1人ずつスリーマンセルを1つの小隊として行動するのが良いとされているから」

「その3つのどれに適性があるかを調べるんだな?体力テスト的なことをして」

「そういうこと」


 紗乃は言わずもがな、完全にアタッカーだろう。となるとチームのバランス的に考えて悠馬はディフェンダー、守備重視が望まれそうだ。


「アタッカーとディフェンダーは言葉のとおり。サポーターは回復系能力者やオールラウンダーが担当することが多いの」

「攻守両方に参加できるか、回復役ヒーラーか・・・」


 サポーターが一番重宝されるのは今までの説明で明白だが、生憎悠馬には攻守どちらもこなせるような器用さも才能もなければ回復系能力があるわけでもない。

 自動的にサポーターへの道は閉ざされたも同然だ。


「説明はこの辺りにして、始めましょうか」


 その言葉で突然、訓練施設のシステムが起動し悠馬のA/D/S適性診断が始まった。

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