第43話 序章1の4 契約

 何かが狂っている。だがそれが何なのかは分からない。

 或いは・・・、何もかもが狂っているのかもしれない。

 眼前でのたくるうコレの何もかもが致命的に歪み、ズレていた。


 初めて恐怖というものを味わった。

 これまでも怖い目や危険な目に遭遇したことは幾度もあった。だがそれも当然だ。先生の下で働いていれば、必然、そういう事態に遭遇する可能性は多くなるのだ。

 だが目の前のコレは今までのものとは全く異なる、準然たる恐怖。まるで分からない、という恐怖心。

 

 暴漢や化け物と対峙したことがあった。ソイツらは、そのことごとくが明確な悪意を持って己に襲い掛かって来た。

 事故や災害に遭遇したことがあった。ソレは只在るがままに暴威を振るった。

 ただいずれにせよ、それらが及ぼすであろう結果はある程度の想定は出来た。


 しかし、目の前のこの黒い獣はソレが無い。ソレが出来ない。


 コイツの前では死の恐怖すらも、最悪の結末でないのかもしれない。

 敵意があるようで、敵意がない。

 危険なようでいて、無害なようにも見える。

 恐ろしく感じる一方で、それとは真逆の感情が生まれてくるような気もする。


 まるで分からない。

 全く論理的じゃない。

 正に混沌そのものだった。


 これが本物の恐怖なのだと思い知った。

 理由は無い。

 理屈が通らない。

 理解も及ばない。

 只々、際限無く心の奥底から溢れ出す恐怖があるだけだった。


「先生・・・、あの、これは・・・。」


 言葉が上手く紡げない。


「この黒いモノは・・・、一体、なんなのですか。」


 必死の思いで己が師へ問いかけた。


「これは渾沌だよ。崑崙山の西に住まうとされる獣だ。

 その名の通り、混沌が具現化した姿だ。」


 明智は己が弟子の問いへ答える。

 彼のそのキザったらしい口調は、まるで変わっていない。

 いつも小林少年がよく聞く先生の優し気で、落ち着いた雰囲気の調子そのものだった。


「とは言え渾沌も、コイツが持つ無数のかおの一つに過ぎないのだがな。」


 そして事態は急転する。

 床に描かれた魔法陣の中で絶えず姿を変化させ、ぐるぐるとその中を這い回っていたソレは、ピタリと動きを止めた。

 この部屋の中にいた二人の人間へと関心を向けた。

 眼窩がんかの無い目が自分達に注がれる気配を、小林少年は感じ取った。

 口腔こうくうの無い口が、ひどく嬉しそうに歪むのを確かに感じ取った。


 そして次の瞬間。


 渾沌の身体中から幾本もの触手が一瞬で出現すると、それらの無数の触手が2人に目掛けて殺到した。

 上下左右あらゆる角度から、黒い触腕が迫り来る。この狭い室内に・・・、いや、そもそも雪崩れ込む無数の触手に、躱せるような隙間など存在しなかった。


 だがしかし、


オン唅吽カンウム摩訶呬マカキ摩畔駄マバンダ伱畔駄ニバンダ吽畔駄ウンバンダ縛日羅バザラ縛日黎儞バジリニウン泮吒ハッタ。」


 詠唱と共に明智は、右手で印を切った。

 その刹那、2人の周囲を結界が覆った。

 全ての触手がその結界に触れると同時に弾き返され、只の一本たりとも彼らに触れることすら叶わなかった。


「やれやれ、随分と手癖の悪い尨犬むくいぬだ。どうやらしつけが要るようだな。」


 明智は空いている左手を横に掲げて、僅かに人差し指を動かした。

 すると、その指の先にある机の上に重なっていた本の山から一冊の本が浮かび上がる。

 その本は彼の左手を目掛け、宙を飛び、結界を抜け、その手中に収まった。


「今度は私の番だな。」


 左手の本がひとりでにめくれ始める。

 パラパラと子気味良い音を立てながら捲れていったそれは、あるページでピタリと止まった。


電光でんこう猛焰もうえんび,雷火らいか天庭てんていれっす。

 天門てんもんひらき、地戸ちこじ、人門じんもんとどめ、鬼路きろふさぐ。」


 その時、雷がとどろいた。

 外で、では無い。この部屋の中でだ。


天雷てんらい地雷じらい中雷ちゅうらい水雷すいらい人雷じんらい五雷ごらい大将たいしょういかずちきて群凶ぐんきょうやぶり、万鬼ばんき无踪むそうやし、なが清净せいじょうかぜせ。」


 明智が詠唱を詠い上げるにつれて書斎を震わせる雷鳴は、更に大きくなる。

 そして、


上清じょうせい雷霆らいてい火车かしゃ五雷ごらい大法たいほう。」


 轟音と共に5本の稲妻が、渾沌の真横から撃ち放たれた。

 渾沌は二人に向けていた無数の触手の全てを一瞬で防御に回した。

 だが、その稲妻は止まらなかった。

 渾沌の触手の尽くを燃やし、切り裂き、貫いていった。

 そして5筋の閃光が直撃するや否や、渾沌は強烈な勢いで吹き飛ばされ、奥にあった本棚へと激突した。

 その衝撃で本棚は砕かれ、幾つもの書物、紙片しへんほこりを舞い上げた。


「ふむ・・・、初めて唱えた割には申し分ない威力だったな。」


「流石です、先生。あんな化物をいとも容易く倒すなんて。」


 少年は嬉しそうに、心の底から安堵するように叫んだ。だが、


「まさか。あれくらいでたおせるほど脆弱な存在ではないよ。」


 少年の希望を絶望に塗り替えたのは、他でもない彼の師の言葉だった。


「猿芝居は止めて、さっさと出て来るんだな。まさかこの程度でくたばった訳でもあるまい。」


 その声に応えるかのように本と瓦礫の山から、のそりと黒い獣が姿を現した。

 その身体には、掠り傷の一つすら存在しなかった。


「少し不躾が過ぎるな、渾沌よ。

 私は、お前を知性の欠片も無い畜生風情として呼び出したのではない。あくまで悪魔メフィストとしてお前を呼び出したのだ。

 自称、高潔なる悪魔であるならば、ソレに相応しい礼節と作法というものがあるだろう。」


 明智は、真っ向から黒い獣と対峙していた。

 そして彼にしては珍しい傲岸不遜な態度だった。

 少なくとも少年が己が師のこのような姿を見たことは、片手で数えるくらいしかなかった。


『クックック・・・、』

 

 いたのか、わらったのか。少年には判らなかった。

 だが今初めて、この獣が声を出した。


『やだなあ、ちょっとしたお遊びじゃないですか。』


「君のお遊びに殺されるのは、私としても堪ったものでは無いのでね。」


『御冗談を。まさかこんな畜生風情にやられてしまう貴方様あなたさまでもないでしょうに。』

 

 黒い容貌とは、まるで釣り合わない愛らしい声だった。

 少女のような、少年のような、幼く無邪気な子供を思わせる声だった。

 だがその不釣り合いな印象が、より一層この獣の得体の知れなさを引き立てている。


『それにしても貴方様は随分とお強いようで、いやはや完敗いたしましたよ。

 ああそういえば前にもこんなことが有りましたな。フフ、その時も今と同様に僕を打ち負かしたかたがおりましてね。』


 話の中身とは裏腹に、獣の口調は嬉しそうに弾んでいる。

 まるで自らの自慢話を語っているかのようだった。


「ファウストか。」


『おや、彼の事をご存じでしたか。もしや彼の御友人か何かでしょうか。』


「いいやまさか。私も彼のファンの一人というだけさ。彼はハリウッドスター顔負けの有名人だからね。そして勿論、君もセットでね。」


『へえ・・・、それは至極恐悦なことで。

 そうでしたら、詳しい僕の自己紹介は要らないですね。』


 黒い獣は姿を、黒いもやの塊へと変化させる。

 黒く揺蕩うソレは、次第に人型の影へと再び姿を変えた。


『初めまして、明智小五郎君。

 僕の名は”破壊を愛する獣メフィストフェレス”。

 君達人間曰く、僕は”悪魔のような男”、らしいですね。

 まあ他にも色々な名前で呼ばれてはおりますが、今夜は明智君のリクエストに応じて、悪魔メフィストとしてのかおで参上いたしました。』


 黒い影が実体を持って立ちあがったかのようなソレは、軽薄そうに名乗り上げた。


    ※


『さて、僕がこうして明智君の召喚に応じてここまで足を運んだわけですが・・・って、おやおや、』


 上から下まで明智をねめつけていた悪魔は、ニヤリと笑うと、


『へえ、奥さん・・・、一年前にコロっと死んじゃったんですか。それはご愁傷さまなことで。』


 唐突に話題を変え、ひどく相手を子馬鹿にするような口調で、彼らの禁句に踏み込んできた。

 芳雄は一瞬、恐怖を忘れ、激しい怒りを覚えた。

 そして思わずあの悪魔へ言おうとしたところを、先んじて明智に制された。


「やれやれ、他人の心の内を覗き、土足で踏みにじるのも悪魔の常套じょうとう手段か。

 あまりいい趣味とは言えないな。」


 とは言え、明智はまるで気に止める素振りはみせなかった。


『だって悪魔ですから。』


 そも当然であるかのように悪魔は、悪びれもせずに盗み見を肯定した。


『でもそうなると、むしろ分からないんですよねえ。

 初めは、”奥さんを生き返らせてー”、なーんて愚にも付かない願望なのかと思ったのですが、どうやらそうじゃないみたいですね。

 ウーン・・・、一体何なんでしょうねえ。』


 大袈裟に首をかしげて悪魔は唸る。

 道化師のように芝居がかっている動作の一々が、見る者を不快にさせる。

 

「そう、そこなのだよ。

 お前を呼び寄せたのは良いが、私には願いが無い。」


 彼もまた、大袈裟に肩を竦めた。


『おやおや、望みも無いのに悪魔ボクを呼ぶなんて。

 フフッ・・・、やっぱり貴方は面白いお方だ。』


「そう早まるな。

 願いが無い、と言うよりかは、己でも分かっていないといった方が正確だな。」


『へえ・・・。』


「私も初めは文代のことを考えたのだが、どうも違ったようだ。

 願望や欲望といったものは、その者が望むモノ、求めるモノが明確なモノであって、初めてそう足り得る。

 だが、私にはそういった明確なモノが存在しない。

 これまで生きてきた中で、あるモノに対して恋い焦がれ、切望するような思いを懐くことはなかった。」


”だがな・・・”、とそこで明智は言葉を付け加えた。


「代わりに充足も無かったのだよ。

 心の何処かしらが、常に空いているような感覚だ。何かを求めているようで、ソレが分からない。

 欲望足り得ない欲望が、常に後ろを付き纏っている。

 そうだな・・・、敢えて言葉にするならば、」


『”渇き”、ですかな。』


 悪魔は、彼の言葉に先回りをした。


「ああ、その通りだ。

 文代が先立って以降、その場の何を食べても、何を飲んでも飢えが満たされず、渇きも癒されない、と表現すべきか。

 飢え程、逼迫ひっぱくして差し迫って来るものでは無い。

 だが水が無ければ、いずれ花は枯れ落ちる。

 人間も同じだ。渇きを癒すことが出来なければ、次第に衰弱し、やがれは崩れ落ちる。」


『そして人間が求める水は、人それぞれで異なる。

 清水せいすいを求める者もいれば、濁水だくすいを求める者もおり、冷水れいすいを好む者もいれば、或いは熱水ねっすいを好む者もまたいる。

 白い水を切望する者がいると共に、忌避する者も同時に存在する。黒い水を嫌悪する者もいれば、逆もまた然りだ。』


「そして私は文代を亡くした時に、同時に私の水も無くしてしまったようだ。」


『フフ・・・、なるほど、なるほどねえ。

 ええ、明智君の大体のお話は理解致しました。』


 影は嗤う。

 かつてない程に獰猛に。


『つまり貴方の望みは、その渇きを満たすこと、ですね。』


「そうなるな。」


『これはいよいよ昔日の事を思い出しますねえ。ああ、あの時も楽しかったなあ。』


 悪魔が心の底から喚起する姿を目撃すること程、恐ろしいものは無かった。


「なんだ? 私も、”時よ止まれ、お前は美しい。”とでも言えばいいのか。」


 明智は喜びに打ち振るえる悪魔を嘲笑する。


『いえいえ、その必要はありませんよ。

 掃いて捨てる程あるモノに、わざわざ目の色変えて拘泥こうでいする意味なんてありませんから。

 あの時はまあ、その場のノリと言いますか、若気の至りと言いますか・・・、そんな感じで魂を譲渡する契約を結びましたが。』


 悪魔はどこまでも真摯だった。


『ですから、僕の望みはただ一つ、僕を楽しませること。

 必死こいて、死に物狂いで生命いのちを燃やして、精々僕を楽しませてください。』


 どこまでも真摯で、常に最大限の敬意を持って、悪魔は人間を弄ぶ。


「良いだろう。」


『交渉は成立ですね。ならば後は契約です。』


 どこからともなく一枚の紙を取り出し、それに綴る。


『僕はこの契約に従い、君の”渇き”を癒すという願いを叶える債務を履行する義務を負います。』


 その言葉の一字一句が書面に記されていく。


「その対価として私は、そちらの望む娯楽を提供の履行義務を負おう。」


(まずいッ!)


 芳雄は直感する。

 考えるまでも無く、この契約はダメだ。

 絶対に判を押してはならないモノだ。


『両当事者の合意の署名の時点を以って契約の開始とし、期限は無期限とする。』


 だが、悪魔メフィストの宣誓は止まらない。


『両当事者の債務の履行の完了、或いは、当事者の死亡等に因る履行不能を以って契約の終了とする。』


 今すぐ止めなければならないのに・・・。

 なのに、身体が竦んで動けない。


『そして契約成立以後、以上の履行不能事由以外を以って契約の解除は、出来ないものとする。』


 そして契約書に記された文字が、妖しい光を帯び始めた。


『以上の内容に異議無く容認して戴けるのであれば、この書面に御署名を。』


「異議は無い。委細を承知しよう。」


 明智は前へ踏み出す。

 あの契約書に判を押すために。

 かの者と、契りを交わすために。


「ダメです先生!!」


 無我夢中で芳雄は叫んでいた。


「お願いです先生。

 それだけは・・・、その紙に名を刻むのだけはやめてください。

 悪魔と契約を交わすことの愚かさは、誰よりも先生がよく理解している筈です。自ら破滅に向かうなんてそんなのおかしいですよッ!」


 幾つもの雫が頬を伝う。

 この時まで溜め込んできた様々な思いが、感情が、涙と共に溢れ出す。


「あの頃のような日々にもう戻れないことは、僕も分かっています。

 ですが、また二人で一から築き上げていきましょう。その為なら僕もこれまで以上に頑張りますから。

 先生が望むことならば、何でも致しますから。

 ボク達なら絶対に、あの頃以上の幸せを掴むことができます。

 だから悪魔の力に頼る必要なんて無いんです。

 お願いですから先生・・・、どうか正気に戻ってください。」


 初めてだった。

 己がここまで気持ちを曝け出して、先生に訴えかけることなど、これまで一度たりとも無かった。

 だが、同時にこうも思ってしまう。


「なあ小林君・・・。

 正気とは何なのだろうな。」


 もっと早く、こうして訴えかけていれば、


「私は今も猶、己の心はこれまでと何ら変化無く、昔日の儘に平静である、と思っているんだ。

 だが君から見た私は、まるで跡形も無く変容してしまっているようだ、と。」

  

 もっと早く、彼の心の内を聞いていれば、


「一体誰が己の正気を決めてくれるのだろうな。

 周りが求める像を演じることが正気なのだろうか。自らの意思を殺して望まれた仮面を付けることが正気と言えるのだろうか。

 さて一体どうなんだろうな。

 結局、自らの正気を知る者も、知る術も、この世には存在しないのではなかろうか。」


「話を逸らさないで下さいッ!!

 今はそんなことを言っている場合ではありませんッ。」


 或いは、このような事態に陥ることなど無かったのではなかろうか。


「ああ、そうだな小林君の言う通りだ。」


 明智は初めて芳雄を方へ振り返った。

 彼はひどく申し訳無さそうな苦笑を浮かべていた。


「私も、もう歳なのだろうな。

 変に理屈っぽくなってしまって、そのくせ、やたらと頑固になってしまった。」


 芳雄が明智の顔を面と向かって見つめることも、初めてのことだった。

 一体今まで自分たちは何をやっていたのだろうか。

 こんなことなって、ようやく初めてだと気付くことが有り過ぎた。


「歳を重ねるごとに、戻りことが難しくなってしまうんだ。

 例えそれが、我儘だと分かっていても、間違っていると分かっていても・・・、進むことしか出来なくなるんだ。」

 

「そんなのは・・・、そんな言い訳は卑怯です。」


 どうしてここでまた、初めてを見てしまうのか。

 いつも理路整然と筋道を立てて話す明智が、今ここで、ひどく個人的で感情的な言い訳をするのか。


「小林君・・・、本当に済まない。」


 彼はもう、少年を見ていなかった。


『さーて、お話はまとまりましたか。』


「ああ、済まない時間を取らせたな。」

 

『いえいえ、謝ることはありませんよ。中々に素晴らしい師弟愛じゃあ、ないですか。

 実に僕好みの素晴らしい見世物でしたよ。明智君もサービス精神が旺盛ですね。』


「そうか。」


 最早、この悪魔の軽口にも慣れたものだった。

 明智は再び歩き始める。

 その後ろから少年が猶も叫び続けていたが、彼の耳には届かなかった。


 そして明智は、差し出された紙面に署名をする。

 自らの血で以って、一文字ずつ丁寧に。

 

 そして・・・、そしてッ。


『おめでとうございます。この時を以って、契約は無事成立致しました。』


 これまで以上に契約書の文字が、激しく光り輝く。

 それと同時に、明智は己の心臓に、契約が刻まれる感覚を覚える。契約の文言が、一言一句余さず魂へ刻み込まれる。

 やがて全ての刻印が終わると、悪魔の手の中にあった契約書は宙へと舞い上がる。

 そして炎に包まれ、激しく燃え上がると、後には灰すら残らなかった。

 これで最早、新たに書き加えることも、削ることも出来ない。


 ここに契約の一切が成立した。

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