第8話:平家物語

「春はあけぼの・・・ようよう白くなりゆく山ぎわ・・・・」

お蝶が歌のように口ずさんでいた。



「その歌は・・・」オレが聞くと、

「ああ・・この歌ですか・・・これは、平家物語の一説です」



「平家物語り・・・そういえば・・・小さい時、おっ母が覚えておきなさいと・・・・口ずさんだっけ・・・」



「そうですか。」




 平家物語・・その中に隠されている暗号に気付くのはまだ先の事であった。






 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆



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