第4話 どれが好き?

 「お婆ちゃんの家」


 玲(アキラ)は自転車を止めると荷物はそのままに、勝手口から縁側へ回る。


 「彼」が居た、長旅に疲れたのか?大の字に寝転がっている。


 そっと傍に座り、「彼」を見つめる。

 だらしなく口を開け、少しよだれが垂れている。

 幸せそうな寝顔だ。


 愛おしい。


 素直にそう感じた。


 衝動の赴くまま玲は「彼」の「寝顔」へ唇を寄せた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る