ローマからブリテン島へ、そしてやがて「新大陸」へ。林檎とともに人も想いも伝えられていく。まるで神話の一節のような、気高い物語。
【カクヨムネクスト】 『翠天後宮の降嫁妃 〜その妃、寵愛を競わず平凡を望む〜』 毎週火・木・土曜日、昼の12時に更新 平凡を願う桃英公主が「あるはずのない後宮…
繊細でやわらかく、何よりも豊かな物語であった。少年と少女の出会い、林檎の僅かな酸味と鮮烈な甘みから、1600年を超える時の流れを、作者様はたった4000字程度の中に描かれた。正直に言えば言葉も…続きを読む
少女が本を抱えて、砂の道を走って来ます。ねえ、お父様。 このご本の中の 「林檎のお話」 を読んで。いい子にしていられるかな。古い匂いのする厚い本をぱらっとめくるとラテン語で書かれた文字と、…続きを読む
何かの小道具を恋愛ものに添えるというのは良くある手法ですが、ここで扱われている林檎は単なる作品の彩りではなく、1つの出来事が普遍的に広がっていくためのきっかけとして描かれているのかなと感じました。…続きを読む
古くは聖書でアダムとイヴが食して楽園を追われ、日本ではまだ上げ初めし前髪の君が差し出してくれる禁断の果実。古今東西、林檎はその存在をかくも甘酸っぱく、かつ艶やかに知らしめている。そんな罪作りな果実…続きを読む
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