1章 カクヨムユーザーミーティング vol.4(2017年)

第2話 行くまでの道のり

 その頃はとても忙しく、なんでかわからずに忙しく、それでも給料は上がらず、『こんだけ時間を割いたのに、なんで給料上がらんの?』と思いつつ、『でも、手は抜けない!』と思いつつ、小説も思ったように書けず、comicoさんに書いているお話もあまり更新できず、一日おき更新だったのが3日開き、5日開き、という状況でした。


 オススメも増えず、comicoさんに書くの、やめようかな……。今、書いているのを書き上げたら、どこかに行こうかなという気持ちになっていました。


 Web小説を書くということは、けっこう孤独な作業です。

 ネットの先には、たくさんの読者、たくさんの人がいます。


 でも、端末にいる私は、とても孤独です。

 アドバイスをくれる人もいません。


 そもそも読者って、本当にいるのだろうか?

 データに見える数字も、ホントは嘘なんじゃないか? ということも思ってしまいます。


 そんな揺れ動く気持ちと戦いながら、Web小説を書いています。

 たまに、自分はやっぱりダメなんじゃないかとも思います。


 でも、結局、書くのが好きだから書いてしまいますが。


 そんな時、メールをチェックしていると、カクヨム通信が目に入りました。

 流し読みすると、

『4/21に開催する「カクヨムユーザーミーティング」拡大版の参加募集や……』

 ホントにたまたまその部分が目に入りました。


 その下の

『詳しくは下記の特設サイトをご覧ください。カクヨム1周年記念企画特設サイト』

をクリックして、申し込んでいました。


 小一時間くらいかけて、短めに近況をまとめました。

『どこに投稿したらいいかわかりません』ということを原稿用紙1枚分くらい書いたように思います。


 4月に入ってわりとすぐに「当選」のお知らせが来ました。


 これ、すごいのか、そうでないのか、わからない。

 送れば全員当選レベルなのか、針の穴を通るレベルなのか。


『拡大版』というのが混乱しました。

 東京ドームのような所でやるのか? 体育館なのか? 大学の講義室サイズ?


 ネットで調べましたが、『カクヨムユーザーミーティング』と検索しても、vol.4は公式のものが出て来るだけ。


 以前に行われたユーザーミーティングのまとめ版があったので読んでみると、「プロットを見てくれる」と書いてある。

 でも、今回のvol.4のお知らせ等に、プロットのことは書いてない。


 それで、2chを見ることにしました。

 ROMするだけですが、2chは見ています。


 定期的にはストリエさんとcomicoさんのを見ています。

 情報的には「ん?」というものもありますが、いろいろと参考になることもあるので。


 それに、下手へたなWeb小説を読むより、面白いこともあります。

 くまなく読んでいるわけではありませんが、匿名ゆえに書ける、『建前でない心の叫び』が垣間見られることもあるので。


 どうしても、コメントなどでは、建前が書かれます。

 例えばですが、あまり面白くなかった小説に、絶賛されるコメントが付いていると「えっ?」と思いますが、同じ小説の2chの評価は「うんうん。私もそう思ってた」というものが、ごくまれにあります。


 ただ、2chで話題になった作品は、面白い、面白くないにかかわらず、読まれてしまうので、クソつまらない作品でも、一日で変動するランキングには載ってしまうことがあります。


 カクヨム2chを読んで驚いたこと。

 「数が多い……」です。


 カクヨム192(5/2現在)だいたい3日ほどで1000埋まっていました。

 1年で192×1000の会話がされている?


 ストリエさんが2年くらいで4個目が埋まっていない感じ、comicoさんがノベルが2年くらいで18個目。


 カクヨムさんは、こんなにたくさんの人が、注目しているのか?

 よくわからない……。

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