現世リンクフィクションニュ-ス

常陸之介寛浩★他サイト読者賞・金賞W受賞

第1話対北朝鮮民主主義人民共和国

2017年

日本国は、北朝鮮民主主義人民共和国からのミサイル攻撃に怯えている。

ニュ-スや情報番組に出ているコメンテーターは、口を揃えて対話、

対話と言っていたのである。

国会議員も、女性問題や学園問題ばかり揚げ足の取り合いであった。

敵基地先制攻撃について議論するのは、避けているようである。

国家という物は、国民を守ってこその国家である。

国民の生命を守るのが最大の義務である。


業を煮やした時の首相は、アメリカ軍に頼み日本国の基地に、

敵基地攻撃用ミサイル・戦略ステルス爆撃機の配備を依頼していたのである。

要は、アメリカ軍頼みであった。


その配備が済むと、日本国首相は国連で


「日本国は、北朝鮮民主主義人民共和国の攻撃に震えて

 眠れない夜を過ごしております。

 よって、日本国は独自に敵基地を攻撃するための武力を、

 兵器を持たないとならない時が来てしまったと考えております。

 それは、爆撃機であり大陸間弾道ミサイルであり核兵器であり、

 いかなる武力の配備を検討し、日本国民を守らなければならないと

 考えております。」


世界は、日本国の核保有検討宣言に震えたのであった。


首相は国連の演説の後、衆議院を解散し、

国民に信を問う戦略に打って出たのである。

国民は、流石に馬鹿ではなかった。

生命を守るために、北朝鮮民主主義人民共和国の攻撃に

反抗するための武力の保持を選択し衆議院は、

右派系議員が圧勝したのである。

これにより、日本国は憲法第九条を掲げながら武力の

保持を始めたのであった。

これにより、パワ-バランスは大きく崩れようとしていた。


核兵器の保有は検討だけであり、実際の行動は起こさなかかったのである。

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