第36話
私はあるくせを自分に作りました。
長くなりがちなセンテンスを切ることです。
平易に書くことを心がけて、センテンスごとに読点を売ったり、文章を短くしたりしてきました。
でも、今までそれがマイナスだとは気づきませんでした。
なぜなら、電子書籍ではそれを指摘する人がいなかったからです。
と言っても、電子書籍にだけそれは現れていました。
わざと、電子書籍だけはすぐに読めるように、一文を短くしていたんです。
でも、やはり、その書き方は読む人にとっては、読みにくい文章になっていたようです。
それに端的に書くことで、物語から読者を突き放してしまうような印象があったようです。
たしかにそれは困ることです。
で、なぜそれに気づいたかというと、久しぶりに校正がはいったからです。
その赤原稿を見た時に、自分でハッとしました。
指摘されて初めて気づくものなのですね。
読点が多すぎる。それから端的に一文が短すぎるために読みにくい。
必死で直しました。端的に書きすぎて、平易ではなく難解な文章になってしまった部分をわかりやすく書きなおしたり追加したりしました。
そうすると、規定枚数を超えてしまい、今度は必死で文意としていらない文章。改行、セリフを削除して、枚数を合わせました。
誰かに見てもらう。それはすごく大切なことだな、と改めて思いました。
※2016/9/26
現時点で少し考えを改め、短すぎる部分がつなげ、長いものは句点で切ることにしました。句点なしで長い文章を書くと意味が通じない文章になります。編集者さんの指摘もほどほどに聞きましょう。
※追記
さらに、句点で切るばかりで二行以上続く文は分けるようになりました。以下にわかりやすく読者さんに文意が伝わるか、リズムいいか、それが一番だと思うようになりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます