第30話
以前、プロットのことをざっくり書いたんですけど、あれはほんとうに自分のためのものになります。
編集者さんに見せるプロットはもっと詳しく要点を絞ってます。
箱書きを見せる人もいます。(起承転結になったもの)
わたしも最初箱書きってなんだろうと思ったんですけど、普通にいつも長くかくプロットのことを言うみたいでした。
わたしが、箱書きを書く時、まず、物語のテーマや要点を書きます。
それからっざっくりとしたあらすじ。(短いものです)
出版社によってはハッピーエンドになるのか、内容的にどんな傾向なのかということも書かせられます。
なので、自分でわかってないと全くかけません。
後はキャラ表を作ります。キャラの外見と性格、行動様式ですね。ダラダラ長く書かずに、10行か5行程度でまとめます。長編になったら長く書くこともあります。
内容に関しては、第一章というふうに振り分けて、要点や見せ所や伏線を箇条書きにしていきます。内容をすべて書くわけではないですけど、話の流れがわかるようにします。
時々わたしはこの第一章に何万文字使うとか、原稿用紙何枚使うとかまで書くこともあります。
それは、すでに物語の文字数や枚数が決まっている時です。
そうしないと、長尺が測れない時があるんです……
伏線を張ったら、箇条書きで伏線を拾い上げていきます。
たまに拾いきれない時もありますけど、そういうことがないようにエピソードを決めていきます。拾いきれなかった伏線は結の部分で一気に拾い上げていくこともできます。わざとらしくなくさり気なく拾うことが大切です。
第一章に詰め込むエピソードはいくつって決めておくんですよね。
拾い上げていく時もエピソードの数だけ場面展開を書いていきます。
複数の伏線が一つでまとめ上げて拾えるときはドラマティックに書いていくようにしてます。
伏線を放り出していると気持ち悪いんです……。
そうやってまとめ上げたものを、出版社に提出します。
だけど、うまく出版社の要望に答えられてないと、没になるので、いつでも話を考えられるようにしています。
降って湧いて欲しいと、いつも思いますけどね……><
※ 追記
今も同じです。最近はズルをして乙女系小説のときだけ、キャラ表が簡単だったりします。
それでもキャラ立ちさせてほしいと言われたら、キャラクターが自己紹介するような形で物語での思いや役割を延々と書いたりします。そうすると思わないところで、キャラクターが思っていたりしたいことがでてきたりします。
あるいは性格が固まってきたりもあるので、結構面白かったりします。
ただそのときは他のキャラクターを交えません。あくまで一人のキャラクターがわたしと面接するように書いていきます。
こういうのをキャラクターとの対話の具体化っていうんでしょうね。
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