3.キャラクター

 こんばんは、またはこんにちは。


 さて、今回はもう少し具体的に、キャラクターの作り方についてお話しします。


 もうできたよ! と言う方はすっ飛ばしてくださってかまいません。その勢いでどんどん突き進んでください。


 でも、なんかよくわからん。と言う方もいると思うので、前回よりもう少し細かく説明をしていくことにします。


 いや、別にね、一日に一回の更新じゃ、寂しいとか思ったわけじゃないんですよ? ほんと、マジほんと。まぁ、少しは寂しかったので、相手をしてください、お願いします。


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 では、ノートに書いた人物で、これだけは分かっていることを書き出してください。


 大まかに言うと外見ですね。性別、年齢、背の高さ、特徴、何でもいいです。それはその人物を形作っているものになりますので、細かければ細かいほどいいです。ほくろの位置でもいいですし、メガネとか、癖とか。背が高すぎて猫背とか、いつも眠そうな目とか、反対に三白眼で鋭い目つきとか。


 考えてみて、頭の中で形になっていく感じで作っていきます。顔の造形を考える際、頭になんのイメージも浮かばないなら、好きな俳優、タレントでもいいかもしれないですね。外見だけいただいてかまわないと思います。


 ただし、既存のキャラクターや存在している人物をモデルにするとき、一番気をつけることは、先入観に捕らわれて、特徴の設定が雑になることです。


 すでに存在し、よくわかっているだけに、自分の中で完結してしまって、説明できない、もしくは、「○○にそっくりな」という表現になってしまうなら、使わない方が無難です。


 あくまで、自分の中から生み出される感覚に忠実に作ってください。モデルはモデルでしかなく、誰の中にも存在する共有出来る存在ではないのです。それだけ、メモメモチェックチェック!!


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 さて、次にしてもらいたいことがあります。


 それは人物の性格です。まずは大まかに書いていきましょう。


 明るい、暗い、おちゃらけてる、まじめ、無鉄砲、恥ずかしがり屋、天然ぼけ、せっかち。


 いろいろありますよね? 複合してもいいですが、表の性格は矛盾させない方がいいので、暗いと明るいを同居させないようにしてください。


 無鉄砲なのに、慎重とか。おちゃらけてるのに、まじめとか。


 その人物が他人に見せている、表の顔になるので、矛盾していては二重人格になってしまうからです。


 その代わり、その人物が本音と建て前を使い分けてるとか、猫をかぶっているという設定なら、矛盾する性質、もしくは人に見せる性質と独りになったときの性質を全く違うものにしても問題はありません。ただし、その場合は後々人物設定が難しくなって来るので、高度な使い分けが必要になってきます。


 要するに、誰かに読んでもらったときに、「都合のいい人物」と取られかねないと言うことです。ご都合的に話を進めるためだけの都合のいい人物を出したら、そのお話は破綻します。


 気をつけた方がいいでしょう。


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 先ほど、表の顔って言いましたよね? 裏稼業とかそういう意味じゃないですよ?


 表があると言うことは、心の中に隠し持っている裏の顔があるのです。


 それは誰にも見せない顔です。劣等感とか、ネガティブな部分とか、ルサンチマンとか、いろんな言葉で表すことが出来ると思います。


 この顔は、時にお話を左右する大きなキーポイントになります。


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 では次回は、裏の顔について書きましょう。

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