第8話『脳漿炸裂ガール』

『さァさァ狂ったように踊りましょう? どうせ百年後の今頃には皆死んじゃってんだから』

『あ、それなんだっけ……“脳味噌炸裂ガール”?』

『さァさァ震える私を抱きしめて激しく脳汁分泌させて月の向こうまでイっちゃって〜……って違う! “脳漿炸裂ガール”だから!?』

『あれ違うの? てっきり“脳味噌炸裂ガール”だとばかり……』

『だから違うって! 歌詞にも出てくるのに何で間違えんの!?』

『出てきたっけ?』

『出てきたから!』

『良いじゃん〜?

『おいっ!』

こうして夜は更けていく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る