高天ヶ原

ティー

 宙の国は、揺蕩う。

 人の信仰を糧とし、その思いに相応しくあるべく、ただ栄えゆく。

 何を放り出したのかさえ、知らず。

 幼きものを投げ捨てようとも、か弱きものを払い除けようとも。

 その美しさは、決して衰えることなく__。

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