自然が牙を剥く世界―――

文明は衰退したのに、物語全体に退廃とは違う力強さが漲っている。
それはたぶん主人公を取り巻いているのが荒々しい自然だからかもしれない。
動物や植物など当たり前のものが当たり前でない世界観に魅せられます。
躍動感と臨場感があり、世界観を描き切る文章力にただただ「すごい……」とため息をついてしまう。
主人公や巫女はもちろん、この世界のキャラ達がどこへ向かうのか、どこに行きつくのか、ひたすら追いかけていたくなる!