エピローグ

おわりに

 精神保健福祉士の世界、少しは味わって頂けただろうか。


 未だに原因の分からない、形として目に残ることのない精神疾患の数々。


 そこに立ち向かう本人と家族を支える医者、看護師、作業療法士、臨床心理士などの名だたる専門職の中に堂々と名を馳せる、本人が一番困る身の回りの生活に関わる現実的な支援を行う精神保健福祉士。


 精神保健福祉士の視点は、本人の健康的な面にフォーカスを当てた現実的な支援。


 その対象は本人、更に家族まで多岐に渡る。


 決められた枠なんてない。


 精神保健福祉士として、本人の持つ本来の力を損なわないように、サポートする。


 やりすぎない。

 やりすぎると、支援な必要な人だという“レッテル”を貼ってしまうから。


 でも、見捨てないよ。


 ちゃんと見てるよ。


 最後まで支えるよ。


 何でも言ってね。


 話、聞くよ。


 あなたが求めているものに、こちらは姿を変えるから。



 ときには傘となって、あなたを濡らす雨からあなたを守るよ。


 あるときは靴となって、あなたが裸足で歩いて痛い思いをするのを防ぐよ。



 あなたの人生の主人公は、あなただから。


 支えるよ。


 あなたがあなたの人生を、しっかり歩いていけるように。





 〜最後に〜


 ここまで目を通して頂きました皆様、応援ハートを押して頂いたり、応援コメントをたくさん頂いた皆様、そして評価&素敵なレビューを頂いた皆様、応援して頂いたすべての皆様に心より御礼を申し上げます。

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