見た目を信じてそこらの悪党と思っていると驚くぞ

ド直球、王道の剣と魔法ファンタジーなんですけど、主人公は脇役定番の盗賊なんですよね。

で、本人は自分の事を悪人、正義の代弁者ではない、と思っているのに
「ただの盗賊ではありません。“正義の大盗賊”です」
「見た目を信じてそこらの悪党と思っていると驚くぞ。こんな顔して悪ぶっている割に甘すぎるからのう」
という散々な言われよう。
正義の熱血漢と思われているのですね。そして実際にそうなんですけど、そう言われて
「泣くぞこのやろう」
と返してしまう悪ぶっているナイーブな青年の、これは一大叙事詩なのでありました。

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