船の話、ただの飛行機ではなくもしかして宇宙船……ってちらちら思ってましたけど、星間移住の末の文明何ですね。納得!
神々の話も、モウルさんとウネンがいい感じで真実に迫ってましたね。先住民なら、確かに折り合いつけていくしかないですよねぇ……。
いろんな科学技術の話が出るたび、これは巧妙に秘匿されたSFなのでは、とあれこれ推測してましたけど、初代里長……書庫の魔女さんもきっと多くの葛藤を経て、里の在り方をきめたのでしょうね。
ここから何か在り方が変わるのか、どうなるのか、最後まで楽しみに追いたいと思います^ ^
作者からの返信
はい、実はそうなのでした。なかなかの大転換なだけに、読んだ方がどう受け取られるのか心配しておりました。納得、と言っていただけてホッとしました。嬉しいです!
あれとか、これとか、広げまくった大風呂敷、ぱたぱたとここまで畳んでまいりました。ラスト一章、是非とも見届けていただけたら。
先住民が神で、進んだ文明を持つ人々が後からやってきた事実…にわかには信じられない思いでしたが、まだ電気で動いている船の中にヘレーさんが入ってゆく描写で、やっぱり事実なのか…と実感が湧きました。
里長の存在も、思っていたより重要人物で驚きました。二千年間もの記憶を受け継ぐというスケールの大きな話…それを次に担うのがヘレーさんの予定だったのだと思うと、凄いという一言では表せないような…とても感慨深い思いがしました。
作者からの返信
ここで一気に情報量が増えましたよね。ちょこちょこと前フリはしていたものの、読む方にこの展開を受け入れていただけるだろうか、と心配しながら書いたものです。実感が湧いた、と言っていただけて本当に嬉しいです!
次からいよいよ最終章。彼らの行く末を見届けていただければ幸いです。
オーリにも葛藤があるんだろうなあと。ウネンがもし存在していなければ、ヘレーを見つけた時には間髪入れずに殴ってそうですよね。
秘密を抱えて、人には知らせる事ができず、守るべきものは一体何かと揺らぎながら、こじれた関係がほどけていく回でもあったのではないかと。逃げ出してしまったという事実と弱い自分を認めるヘレーも、許すと決めたオーリも、お互い勇気を出したなあと。
そして今更ですが書庫の魔女、森の賢者という呼称が実はすごく好きだったりします。
作者からの返信
オーリ、葛藤はありありだったと思います。父親の影響か元々は頭脳労働向きな性格をしていたはずなんですが、剣で食べていくのを選んで以来しっかりと肉体言語を取得しているため、出会い頭にぶん殴っていたでしょう。さすがに手加減はすると信じたい……。
この回は、幾度となく彼らの心情をトレースし、突き合わせ、納得のいくまで三度ほど書き直しました。ある意味、彼ら父子にとって心の旅路の終着点でもあったのです。立ち会ってくださってありがとうございます!
書庫の魔女と森の賢者という呼称、自分でもとても気に入っているので、そう言っていただけて嬉しいですー!