皆が皆、それぞれに、必死に生きてきたんだなぁ、と。ウネンの幼少時代も凄絶ですが、へレーさんの奥方の死に方も凄惨ですね……。子供だろうと大人だろうと、許容量を超えた苦しみは心を壊死させてしまうので、なんかもう、何も言えないですよね……。
オーリさんの反応が、もしかして?と思ったんですが、考えすぎかもしれないので心にしまっておきます。
皆に幸せになって欲しいですが、秘匿された知識を知るたびに、この世界の過去には高度だった文明が眠っているような気がして。ウネン、何物なんでしょうね。
作者からの返信
ウネンやヘレーの過去に心を寄せてくださってありがとうございます!
全体的に重い話題の章ですが、ここまで読み進めてくださった方ならきっと受けとめてくださるだろう、と信じて書きました。思いをめぐらせていただけて本当に嬉しいです。
色々と思わせぶりに風呂敷を広げておりますが、そろそろ端っこから畳んでいきますので、是非この先もお付き合いいただけたら。
編集済
ウネンの故郷のロゲン行き。一体どうなるのだろうと不安がありましたが…結果様々な情報がウネンにもたらされるとともに、ウネンの成長を強く感じました。
母親に少しでも愛されていたことが知れたのは、私は救いにも感じましたが、だからこそ、思うことの多かったウネン。
それでも自らの過去に決着をつけ、お世話になったおばさんの元を訪ねる選択をしたり…
そしてオーリとモウルに対しては読者の私を置いてけぼりするくらいの、ノーツオルスやヘレーさんについての鮮やかな謎解きを見せ…
本当に、賢くて強い子になったなぁと感服しました。
母親がちゃんとしていればウネンはヘレーさんと共に暮らすこともなかったのだと思うと、ヘレーさんとは出逢うべくして出逢ったのかなという感じもします。
作者からの返信
ウネンの過去と向き合う章、見届けてくださってありがとうございます!
このあたり、どうしても話が重苦しくなりがちなんですが、ウネンが前へ進むのに必要な儀式?というか……。まさしく、彼女の成長の証しであり更なる成長への足掛かりとなるエピソードでした。山盛り受け取っていただけてとても嬉しいです!
物語も折り返しを過ぎ、そろそろパズルのピースが揃い始めます。どんな絵が出来上がるのか、どうか楽しみにしていてください!
ウネン、賢い子ですねえ。ヘレーもこれは教えがいがあった事でしょう。
モウルがまた構ってもらいたくてちょろっと寄って来てる所が可愛かったですね(笑)
ウネンにとっての疑念が詳らかになったのは良かったかも。怪しい二人が制限のせいで怪しくなっていたと理由も明らかになって、読者もウネンも安心するエピソードでした。
毎回三人、同じ部屋で寝泊まりしている様子ですけど、身支度の際は時間差を作ったりしていて、ちゃんとウネンを女の子として扱っているところが紳士だなあとか、細かい所にニコニコしてます。
ウネンの重い過去を慮って、負担にならないように支えて守ってやろうとしている所も随所で滲み出てるし。
作者からの返信
構ってもらいたいモウルw ここ、「さびしんぼかよ」とツッコミを入れながら書いていました。
たぶんモウルは、好奇心の赴くままに祭の話とか土俗的なあれこれをそこらへんの人から聞き取っていて、オーリとはぐれたんだろうと思っています。自分にやりたいことがあればそれを優先するくせに、手持ち無沙汰になったらオーリやウネンを探し始めるんですよ……。
物語を組み立てるにあたって、ここのエピソードに振り分けていた情報というか役割を、見事に読み取っていただけて、むちゃくちゃ嬉しいです!! 物書き冥利に尽きまくりです、ありがとうございます!